【感想】剣神 水を斬る 神夢想流林崎甚助6

岩室忍 / 中公文庫
(2件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • inutools

    inutools

    このレビューはネタバレを含みます

    本作の山場は、かの有名な舟島での武蔵vs小次郎の対決でしょうか。

    これまでずっと粗暴で卑劣な人物として描かれている武蔵が、卑怯な手で小次郎を滅多打ちにする様子は、3巻「鬼を斬る」で根岸兎角が岩間小熊之介を騙し討ちした場面を彷彿とさせます。

    果たして武蔵は、このまま卑劣漢のままなんですかね。

    もう1つ山場的な印象だったのが大坂冬の陣。重信関連のエピソードが地味で目新しさがない分、後半の武蔵vs小次郎と大坂の陣の方が強く印象に残りました。

    剣豪・林崎甚助の活躍を期待して本シリーズを読んでる身としては、少々残念。

    次が最終巻なので、今度こそ満足のいく活躍ぶりを楽しませてもらいたいかなぁ。

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    投稿日:2024.04.25

  • 中央公論新社

    中央公論新社

    巌流小次郎と宮本武蔵の決闘。徳川家康が仕掛ける大坂の陣。武を以て名を揚げる覇道の時代が終わりを告げ、甚助は最後の修行の旅に出る。文庫書き下ろし。

    投稿日:2023.05.02

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