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角田光代 / ハルキ文庫 (20件のレビュー)
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kamitako
瓶やカプセルに入り、波間を胃の中を浮遊している感じ。“普通”をどことなく嫌悪しつつもそこに浸っているが、決して交わらない...。この終わり方は好きだなぁ。この衝動が生きる力になる。
投稿日:2022.06.27
Akiko
このレビューはネタバレを含みます
すっごく変な小説だけど面白かった。主人公の「わたし」は友人(?)のために部屋探しをして、「これぞ吉元がすむべき部屋!」という変なアパートを見つけて、そこの住人に近付いて、同棲までしちゃって、そのアパートに吉元を住まわせるために、色々変なことをしてだれかを追いだそうとする。かなりクレイジー。 そこに居座るために大学生のふりをして大学の講義に出たりもするけど、学生じゃないのに全然ばれなくて、クラスの飲み会にいつの間にかいても誰も疑問に思わなくて。笑える。でも大学生ってそんなもの。教授は授業で一回も顔をあげず、学生の顔を見もしないし。 イマドキの大学はそんなことないと思うけど(?)私が学生のときも、講義にやってきて、手にした原稿を90分棒読みして、挨拶して退場していく先生いたなー。今考えたらヒドイな。 こんな講義をうけても意味がないと思ってさっさと受講をやめた人と、棒読み原稿を必死にメモって暗記し、A評価もらった私、どっちがエライのか、いまだに悩む(笑)。全然小説と関係ないけど。 常軌を逸した「わたし」と「吉元」の行動はエスカレートしてゆく。「わたし」を疑いもせずに部屋にいれちゃう男も、まわりの学生も、アパートの住民もみんなちょっとずつ変で、だけど現実にありそうで怖いし、それが面白かった。
投稿日:2021.08.08
iyoharuka13
友人の家探しで目をつけた木造アパートはあいにく満室。住人を一人追い出そうとするが、六人の住人は不思議な人間たちばかり。奇怪な人間模様を通じて、人々の居場所はどこにあるかを描く長編小説。 何気なく街を歩…く人々も、住まいという居住空間に戻ればその性質を剥き出しにする。だからこそ、住む場所は自分のアイデンティティーを守る重要なエリアである。根なし草のような彼らが、絶対的に死守したかった場所の物語。続きを読む
投稿日:2019.01.22
sawasato
一気に読んだ。 自分の気持ちとか考えていることってこんなにもわからず迷ったり、他人のことがこんなに理解できなかったり無関心になることってあるのか? というところで置いてけぼりになってでもなんか面白くて…ずっと読んでしまうといういつも通りのやつでした。続きを読む
投稿日:2018.11.08
tantan
あ、り、え、な、い~~っ!!! ありえない・・・けど、めっちゃ角田さんの色濃い作品で 圧倒される。。。 この女、結構コワい・・・けど、角田さんもとぼけててキレる人なので結構コワい、かも・・・似てる…んだったりして?ww続きを読む
投稿日:2017.04.21
かまちゃん
2017/01/14読了 においとか居場所とか。 全体的にはよくわからない。 でも つまらなくもない。 これは読解力の問題? 角田さんの文章は好き。
投稿日:2017.02.10
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