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吉田修一 / 中公文庫 (64件のレビュー)
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mominori
良かった とても。 これは主人公 世之介の話しだけれど同じ時代を世之介の周りで一生懸命生きた人達の話しでもあると改めて思う。 皆それぞれ違うけど皆イイ。 浜ちゃんの辛抱は書いてある以上のものだ…ったろうし 隼人さんに至っては簡単には言い表せない。 2人とも本当にスゴイ。 世之介の人生にとって濃い1年間であったように読み手にとっても濃い内容だった。続きを読む
投稿日:2024.04.14
吉日なり
前作に引き続き図書館より拝借。今なら、というか当時でも負け組と言われるような底辺な生活を送っているの世之介なのに、読んでいて嬉しくなってぷぷっとしたり、幸せ〜な気分になるなんて。合わなかった証券マンの…仕事を辞めて入った怪しい自己啓発系の研修生活に終止符を打ったコモロンの世之介評『マラソン大会とかで、辛くて、いよいよ立ち止まって、レースから脱落したときに横を歩いてる奴、息が整うまで一緒に歩いてもらって、自分の息が整ったら、置いて走っていく』が本書の根底にずっと流れていて、それが読者を安堵させ、勇気づけてくれる。 続きを読む
投稿日:2024.04.04
ぐむ
パッとしない生活を送っている横道世之介 浜ちゃんや桜子 亮太や隼人 友人のコロモン出てくる人達も面白い。色んな人達と関わって行くうちにダメダメ世之介が生き生きしていく。読みながら私の気持ちも生き生き…していく^ ^。 ドライブのシーン 桜子のファミリー達とのご対面 世之介らしさがでてて面白い。亮太への声かけも素敵です。隼人と光司くんの友情。アパートの隣人。ニューヨークでの世之介ならではのアンビリバボーな経験。大人になった亮太。 終盤涙が潤むシーンもあり。善良世之介の人生その後がとても気になります。 続きを読む
投稿日:2024.04.03
fuumizekka
※いわた書店さん「一万円選書」より ダメダメなんだけど、善良なヤツ。世之介。 すごく努力をしているわけじゃないんどけど、 ただただ良い人間で愛されるキャラ。 「悪意や嫌味がみじんもない」ひとって、貴…重。 彼の愛情表現なんだろうな。 登場人物それぞれもみんな良いんだよね。 毎日を生きのに一生懸命で。 タイトルに”おかえり”ってついてるけど、初めて飲む世之介シリーズ。吉田修一さん作品の振れ幅、すごいな。作家さんってこうなんだな。 ハードな日常生活の箸休め的な一昨日でした。 続きを読む
投稿日:2024.03.17
ug7729
一作目の「横道世之介」から数冊を挟んで「おかえり横道世之介」に手を伸ばした。大学を卒業したあとの1年間を辿る物語。前作と同様、その1年のエピソードと出会った人のその後の物語が交錯しながら話が進んでいく…。登場人物は少ないけど、どの人も魅力的な描かれ方がされていて、その中心となる世之介を引き立てていると感じる。劇的などんでん返しがあるわけではないけど、ほっこりとした内容に惹き込まれる。次の作品も今年中には読みたい!続きを読む
投稿日:2024.03.16
さなぎ
一作目から続けて読んでみて 最初はゆったりしたストーリー展開に、中々読み進まなかったけれど、段々世之介の魅力に引き込まれた。 隣に住んでいそうで中々いない、ただただ善良である人。 心がほっこりしました…。続きを読む
投稿日:2024.03.04
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