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矢口高雄 / 講談社 (3件のレビュー)
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総合評価:
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963nui
人間と猫の距離感が普通の愛猫記と異なりどこか他人的というか、家族のかわいがっている猫を眺めている立場で描いているのが面白かった。
投稿日:2022.03.01
mattuusan
秋田を代表する漫画家、矢口高雄氏の釣りではなく、猫を題材にしたエッセイです。猫好き釣づきとして、これは読まずにはいられないってことでよんでみました。さすがは矢口氏、挿絵もマンガっすw 内容はという…と、役立たずとサブタイトルにもあるように、猫はなんら人にとって生産性も有益性もないけど、愛玩動物(ペット)として関わる現代においては、大変支えられ、癒しを与えてくれる存在だという内容に激しく同意。もちろん、昔はネズミを良く採っていたし、そのために農家などで飼育されていた。 内容で、ネコまんまでは動物性蛋白質が少なかったために、よりネズミを狩ったというようなくだりがあったり、愛玩動物になったネコとの関わり方がより深くなった矢口(高橋)家の様子と愛猫が去って、その後の心境部分に、ネコ好きとして、ホロリっとしましたしペットロスになってしまうほどペットに入れ込む人とペットの関係に感慨深く、良読しました!続きを読む
投稿日:2012.11.23
藤
単に「猫可愛い」というペット好きな方にはオススメできないエッセイ。 理由は著者が幼少時に体験したネズミ捕りや祖母の猫にまつわる話が残酷さ。 ただ、当時の東北、しかもドがつくほどの田舎の農村ではそもそも…ペットという感覚がないのが当たり前なので、決して著者が残忍な訳ではもちろんない。 あえて人間と生き物の共存をしっかりと伝えたかったからこそ、このエピソードを描いたのだと思うが今の時代は万人受けはできないだろうなぁ。 自分も東北の田舎出身で、そういうことが普通だったのだと教えられてきたから別段驚きもしなかったけれど。 飼い猫ナッコの死に姿を描いた絵が一番印象的だった。 矢口先生らしい、漫画家らしいお別れの仕方だと思う。続きを読む
投稿日:2011.09.05
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