【感想】いつか、ふたりは二匹

西澤保彦 / 講談社文庫
(17件のレビュー)

総合評価:

平均 3.5
1
5
8
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ブクログレビュー

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  • りーり

    りーり

    小学六年生の「僕」は眠りに就くと黒猫のジェニィになれる。 巷の野良猫に意識を乗り移せるのだ。 この力を使って犯人に近づけないだろうか、クラスメイトの女子が襲われた恐ろしい事件の―――。  事件を通して描かれる少年の初めての大冒険。

     西澤保彦氏のティーンエイジャー向けに書かれたSFミステリ。 あくまで主人公の少年の動向に重きが置かれています。 でも難解な苗字はいつものままでした、私都(きさいち)って何だ。 
     猫と化した少年のちょっと切なく温かいストーリー、それでいてミステリの芯も素晴らしい。
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    投稿日:2023.05.13

  • はち

    はち

    読み終えてからミステリーランドだと知ったが、西澤保彦による同レーベルの作品。
    レーベルの方針上、大人でしかもミステリを多読する自分が、展開を先読めるのは仕方ない。
    それでも、没頭させ、ハラハラさせるのだから素晴らしい。特に、「説明できない不思議な力はあるが、事件解明はあくまでロジカルに」というスタンスはいつも通りなのだから面白い。
    作品に大層感激した、ということはないが、著者の筆力を改めてすごいと思った作品。
    3
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    投稿日:2016.11.24

  • nightmare5296

    nightmare5296

    寝ている間だけ猫に憑依できる男の子。
    猫の体を借り、跳ね、犬と戯れ合い
    連続通り魔から友達を守ろうと駆け回る。
    動物を飼っている人たちが必ず体験する出来事。
    その瞬間は絶対に訪れる。
    だからその時まではふたりで、時には二匹で。続きを読む

    投稿日:2015.12.04

  • hushhushd

    hushhushd

    たしかにミステリーとしては物足りない。伏線も明らかで、真相もすぐに読める。やはりジュブナイルとして読むのが正解か。

    投稿日:2015.11.26

  • るこ

    るこ

    このレビューはネタバレを含みます

    眠りに就くと猫の身体に乗り移れるという、不思議な能力を持つ小学六年生のぼく。町で起きた女児襲撃事件の謎に、猫のジェニイの身体を借りて挑むことに。スリル満点、はじめての冒険の結末は―。子どもが大人になるために大切なことを教えてくれる、あったかくて、少し切ないファンタジック・ミステリ。

    もともと、児童向けの書籍だったようで、非常に読みやすい。
    ミステリではなくジュブナイルとして読むべき。
    とにかくジェニイとピーターが可愛くて癒された。

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    投稿日:2015.01.21

  • かよこ

    かよこ

    2014.3.30読了。
    お友達に教えてもらった本。
    題名と目次を読んで、最後にはこういう流れなのねって分かったけど、それありでも面白かった。軽く読んでたけど、ちゃんとミステリーだったし、ジーンと来たりもした。
    ずーっと一緒なんてない。確かに。でも、その子の人生の一部になる歓びには変えられない。いつか猫と暮らそう。めいいっぱい幸せにしてあげよ。先代猫みぃと同じように大切にしてあげよ。
    この本を読んでたからか、先代猫みぃが夢に出てきた。かわいかったぁ(っ´ω`c)♡(あ、それた;)
    犯人が誰とか動機とか、はっきりしなくてもいい本ってあるのねって思いました。
    続きを読む

    投稿日:2014.03.30

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