【感想】小説 デジタル人民元

深井律夫 / 潮出版社
(1件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • ブーレ

    ブーレ

    凄い内容。
    円が中国元に市場で負けてしまう。その理由はデジタル化の遅れ。
    ブロックチェーンを中心としたITとファイナンスの知識があると充分に楽しめる。そういう意味では自分にはドンピシャで当たってしまった感じ。
    更に航空産業やら中国の遺跡が絡んでくる。日本を代表する企業も思い切った手段で市場で戦う。登場人物の背景も秀逸。かなり無茶な設定もあるが、それは小説として楽しみたい。
    GAFAやBATHがブロックチェーンやデジタル通貨で事実上の市場に流通させることに対して、中国はデジタル人民元で世界の基軸通貨を狙う。日本政府はただ傍観するだけ。そして円は死ぬ…という設定。
    未だに国債を発行しまくって(選挙のためにか)国民にお金を配る政策をおこなっている日本。いつの日か、ハイパーインフレが起こるのではないかと個人的には戦々恐々をしている最中のこの小説には冷や水を浴びさらえれた気がした。紙の通貨が近未来に本当になくなる日が近いのではないだろか?実際昨日の日曜日外出したが、現金を一切使わずに生活をしたことを考えると、便利なデジタル人民元が出てきたら誘惑に負けそうだ。
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    投稿日:2022.08.22

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