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貴志祐介 / ハルキ文庫 (37件のレビュー)
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総合評価:
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ホースケ
7年ぶりの長編小説なのだが、投げっぱなし感が残る。 探偵小説を読んでいたら、いつの間にか宇宙の真理になっていた。 「誰が自分を殺したのかを調べてほしい」 月々の家賃にも困っている探偵事務所の…茶畑に、そんな依頼が持ち込まれた。 相手は一代でのし上がった巨大自動車メーカーの社長。 金払いはいい。 しかし、前世の記憶が蘇り、過去に自分は誰かに殺されたのだという。 江戸時代頃の事件を調べているうち、茶畑自身も知りえない記憶が蘇る。 並行して、従業員の金の持ち逃げから、旧知のヤクザからも目を付けられることになり、さらに麻薬カルテルからも狙われる。 そして、2011年3月11日、最愛の人を飲み込んだ海に、彼女がどうして向かっていったのか。 謎が乱立しながらもノンストップで物語は進む。続きを読む
投稿日:2024.03.17
青木
このレビューはネタバレを含みます
ハードボイルド・ミステリ・SF・ホラーのジャンルてんこ盛りが楽しく嫌いではなかった。ただ、後半はどうも魂の仕掛けが優先してしまって足元の出来事に綺麗にオチがつかなかった印象。ストーリー半ばで加茂禮子が結構決定的なヒントを出すので、そこで察しがついた読者は特にそうなんじゃないかな。
投稿日:2024.02.11
あろま
わたしは貴志祐介さんの作品が「大好き」か「はまらないか」の両極端になってしまうような気がする。 ちなみに好きなのは「新世界より」「クリムゾンの迷宮」
投稿日:2024.01.29
むぐ
そういう考え方もあるんだな〜と納得しました。 全ての人間が、自分であり、過去であり、未来である。 他人に対して優しくなれそうな感じ。
投稿日:2024.01.03
亜有
設定は面白かったけど…… 宇宙には意識というものが既にあって、その意識が分裂して人間の脳みそに宿ってる。 だから、本当は皆んなは一つで、他者が存在しない故に、我々は皆孤独である。 という設定は斬新に感じたし、面白かった。 この設定を、前世を思い出した。 という所から展開するのも、頭が良いし、読んでて意外性を感じられるので良かった。 暴力は愚かな事と作中では繰り返されるが、この言葉の真意が分かった時、納得した。 なのに、なんで星2かというと、読んでいて楽しくなかったから。 貴志さんといえば、息もつかせぬ衝撃的な展開や、読んでいて身動きできなくなる程の不気味な予感、おぞましい真実を明らかにした時の虚脱感。 など、読んでいてジェットコースターに乗っている様な気持ちになれるのが良い所だと思う。 だけど、本作はずっとそんなに心を掴まれなかったし、最後に明らかになる設定も、ダラダラと開示していくから段々察してきてしまって、あまりカタルシスを産まなかったように思う。 最後の昔の彼女の死の真相もモヤっとしている様に感じた。 悪い意味で恩田陸みたいだった。
投稿日:2023.12.18
REM
2023-12-06 エンゼルハート、かと思いきや、とんでもなく壮大。その辺はさすが貴志祐介。期待通りだが、他作品に比べると期待以上ではなかった。 丹野のキャラクターが最高。いや最低。
投稿日:2023.12.06
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