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辻堂ゆめ / 宝島社文庫 (12件のレビュー)
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rentamao1556
幼馴染の2人の物語という観点ではとても感動的でよかった。 そこに虚偽記憶ということが絡んでくるのだが、とても話が長くて、遠回りしながらようやく最初の地点に戻ってくる、といった感じがする。 そもそもそん…なに簡単に他人に虚偽記憶を植え付けることができるのかも疑問。 それなら逆にトラウマとか嫌な記憶を持っている人に、良い記憶を植え付けることもできるだろう。 あまりに凝りすぎた話だなと正直思った。続きを読む
投稿日:2024.03.13
山田
いわゆる記憶が書き換えられ、実際に起きたことを探って行く。その根底にあるものは男の意地と愛ですね。めっちゃ良かった。記憶あるいは脳に興味あるからこそ、惹かれた作品でなおかつラブストリーとして見たら泣け…る。続きを読む
投稿日:2023.01.08
rickun
悲しい話だった。 SFでもなく、事件でもないけれど、人の行動ってミステリーなんだよなぁ。なんとなく湊かなえのような。 主要登場人物の3人より、途中で出てきたあかり先生の存在感がすごい。彼女だけでシリー…ズ化できそう。 ここに書かれていないその後はどうなったんだろう?と、想像せずにはいられない。続きを読む
投稿日:2022.05.12
yoru
* 京香は引っ越しで離れ離れになった幼馴染 タケシヘの想いをずっと抱えていた どうしてタカシは京香に会ってくれないのか? 突然、当時を知る淳之介と優希から 会いたいと連絡があり 話は複雑に、、、 … カウンセラーの晴川の元へ訪問をしながら それぞれが、各々の記憶の中の タカシを知りたいと足跡を辿ってゆく続きを読む
投稿日:2021.07.03
まこと
ミステリーで泣かされました。 新見優希が東京の大学に入学し、高知の絵画教室で小学生の時一緒だった三年生の岡本淳之介と偶然再会します。 教室の寿美子先生と息子のタケシのことを話すと、優希はタケシのこと…をチェスの選手で絵本の主人公のナガサカ・タケシだと思い込んでいて、淳之介はバレーボールの日本代表の小田島健志だと思っていたことがわかります。 それで二人は教室の生徒で中学生だった、吉江京香を探し出し連絡をとってみました。京香はタケシの幼なじみでタケシは永坂剛と言う名のニートだと答えます。 以下ネタバレしていますのでお気をつけください。 京香のカウンセラーの晴川あかりに相談するとそれは虚偽記憶ではないかと言われます。虚偽記憶とは何らかのタイミングで勘違いして、それがそのまま定着してしまったものです。 晴川先生は「犯人は剛くんでしょう」と言います。 もしそうだったとしたら、何のために二人の記憶を改ざんしたのか…。 京香は剛と幼い頃、結婚の約束をした幼なじみでした。京香は絵が上手く、とても大切にしている自分で描いた絵がありました。 そしてアトリエが火事になり、剛は京香の絵を火の中に飛び込んで取りに行き、しばらく入院したあと、東京で単身赴任をしていた父親の所へ引っ越してしまったのです。 大人になった京香はプロポーズをしてくれる恋人もいましたが、ニートで引きこもりになってしまった剛が忘れられず、ときどき剛の部屋の窓を覗いたり、メールを送っていました。 そして優希と淳之介、京香と晴川先生は、剛の謎を知るために寿美子先生の元を訪ねます。 剛の秘密を寿美子先生から聞いた京香は恋人からのプロポーズを受けいれますが、最後の最後に剛の秘密と二人のとった行動には泣かされました。 とてもせつない物語でした。続きを読む
投稿日:2021.05.05
Ueda Mari
よく練られた小説、と言う意味では面白かった。最初に提示される謎が、後半見事に回収される様は、上手い構成。最後は一気読みとなる。しかし、それが仇になって、出来過ぎだ小説感は否めない。正義の味方的な先生の…説明が、ロマンティックな恋愛小説感の足をちょっと引っ張るような。 そして最後少し戻って、最後の最後は、ご想像にお任せ。んー続きを読む
投稿日:2021.02.08
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