【感想】女優の娘

吉川トリコ, リチャード君 / ポプラ文庫
(4件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • Russian Blue

    Russian Blue

    テレビでよく2世タレント、という言葉は耳にすることが多い。
    すごく苦労するんだろうな。自分の名前じゃなくて、誰々の息子、もしくは娘さんって絶対に言われるから。
    主人公の心情が最初と最後ではかなり違う。受け入れることができたのかなと思うと同時に、なんだか切ない気持ちにもなりました続きを読む

    投稿日:2022.09.08

  • 猫町倶楽部

    猫町倶楽部

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    投稿日:2022.05.22

  • robin1101

    robin1101

    Amazonの紹介より

    アイドルグループ「YО!YО!ファーム」の一期生・斉藤いとに届いた、伝説のポルノ女優だった母親の訃報。
    母の存在を隠してアイドルになったいとだが、
    そのニュースで一躍時の人になる。
    一方、人気ランキングに振り回され、ウケるキャラづくりを求められ、恋愛が罪になる世界に翻弄されるメンバーを見て、いとはある決意をする――。
    世界の不条理とたたかうすべての人に贈る、真摯な希望の物語。


    青春小説ですが、意外と「リアル」を深掘りしていたので、ちょっと油断していました。
    「ママが死んだ」という衝撃の一文で始まる物語。とても悲しむかと思いきや、そんなに悲しむ気配がないのですが、そこから段々と母親の素顔がわかるにつれて、関係性が変化していきます。

    ただ、劇的にではなく、より凛々しく、より親しい関係へと変化するので、清々しい気持ちにもなりました。
    表面的にアイドルや女優を描くのではなく、深く抉るかのように心情や生き様を垣間見ていくので、濃厚な時間でもありました。そういった意味では、よく取材されているなと思いました。

    華々しい一面がある一方で、注目されることの苦悩がリアルで、見る目が変わりました。
    女として、女優として、アイドルとして。同性から見る印象と異性から見る印象は、もしかしたら異なるかもしれません。
    主人公が最初は冷たい雰囲気を持っていたのが、段々と心に温かみが滲み出てきます。周りの世代と違いながらも、自分に自信を持ってアイドル活動をしている姿は、輝かしくもあり、凛々しかったです。
    続きを読む

    投稿日:2022.05.18

  • かびごん!

    かびごん!

    このレビューはネタバレを含みます

    読んでよかったなあ
    最近なに読んでも感動うすくて、自分は本好きじゃないのかなあって思ってたし、はじめは読みやすいなーしか思わなかったけど、よかった

    いとが、過呼吸になったときに言った「とって」が、何のことかわからなくて、「撮って」だって書かれた時はあーいとの考え方は女優だなーって思った、そこは全然憧れ
    だけど最後の方の描写は、素直になれない部分がすごくすごく共感できて、母を手繰ることで娘のことをしるレンズの外の人たちになれた気がしてうわあなんかわかるしわかんないところもいいなあって思った

    書いててよくわかんなくなっちゃったけど、とにかく好きだなこれは

    レビューの続きを読む

    投稿日:2022.03.25

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