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モモコグミカンパニー / 河出書房新社 (29件のレビュー)
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総合評価:
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秘 密
わたしは今までもこれからも、きっとアイドルになりたいと微塵も思わない人生だろうから、そういう部分ではあまり共感できるところはなかったし、登場人物も好きになれる人が一人もいなかった…でも暗くて、ドロドロ…してて、ある意味人間的で、面白かった。(2023.5.)続きを読む
投稿日:2024.02.11
ふっくー
このレビューはネタバレを含みます
他のアイドルには絶対に書けない内容だと感じた。そして、それをモモコさんが書いたのが驚き。さすがBiSH。この女性のドロドロは男には書けない。ぐちゃぐちゃな恋と気が狂った嵐のような出来事は理解するのに必死だった。ひろやんの言葉が刺さる。友美は結局、華やかなアイドルにはなれなかったが、おそらくひろやんと出会えて自分の価値と居場所を見つけることができたのかもしれない。
投稿日:2023.12.11
ぱな
元BiSHのモモコグミカンパニーさんの小説デビュー作。 展開が面白いし、どうなるの!?というドキドキ感であっという間に読み終えた。 面白かったけど、ラストが小さくまとまりすぎて、少し拍子抜けしてしまった。最後まで突き抜けて欲しかった気持ちがある。
投稿日:2023.11.21
古元素
アイドルが書く、アイドルになれなかった女の子の話。片親・姉妹間の人間性の差など家庭的・精神的に不安定な女の子が、如何に極端な思考を有しているのかがよくわかる。麻由子の言う「世間的な幸せ」を手に入れられないような異性に縋るあたり、身につまされる思いになった。 そして、確実な「かわいい」を持つ麻由子が、たとえどんなに大変な思いをして生きていても、如何に生きやすそうかもよくわかった。二人への翔也の態度の差、友美が翔也と麻由子の画像を晒した後のSNSの反応…。友美が「二人が(麻由子が)苦しめばいいのに」という思いから動いたこと全て、麻由子が庇われて自分が加害者のように扱われるところも共感できた。(もちろん友美の考えなしに発言するところや、極端すぎる思考、行動が悪いときもあるけれど) 女子ならではの思考やルッキズム、さまざまなところに思考を巡らされる一冊だった。
投稿日:2023.07.30
にな
BiSHのメンバーが書いたということで気になって読んでみました。 アイドルを夢見てメイドカフェで働いている、みくる。同じメイドカフェにいる可愛くて人気もあるリリア。みくるの彼氏、リリアの彼氏、みくるの…唯一のお客さん…みくるを中心にした人間模様がリアル。メイドカフェには行ったこともないけど、さりげないマウントとか羨ましいと思われる生活がしたいとか、なんか…わかる。 いいねが欲しくて本当に自分が望んでいることがぼやけてきているんじゃないかと思う。みくるが本当にアイドルになりたかったのか、読了後に改めて考えた。エピローグも気持ちの良い終わり方で良かった。 BiSHもアイドルだと思うけど、現役アイドルがこの作品を書いたのかと思うと、すごいなぁ。 なんだかんだで『可愛いが正義』という場所はどこにでもあるよね。続きを読む
投稿日:2023.07.27
mumu
人物像や情景を描くことが上手くて、とても読みやすかった。 失望、嫉妬、嫌悪、裏切り。これらの感情は一見して汚らわしい感情だと認識されがちだけれども、人間として生きていく上で当たり前にある感情のひとつ…に過ぎない。 他人のため?自分のため?誰のために生きるのが正しいのか。 生きるということは難しく、夢を持って生きるのはなお難しい中で、本当の自分として過ごせる居場所を見つけようとする人間たち。 失望した時に、次へ向かうためにはどう切り替えていくのか。どう前を向けるのか。 「生き方」「夢」についてより考えさせられた一冊。続きを読む
投稿日:2023.06.01
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