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藤永茂 / ちくま学芸文庫 (6件のレビュー)
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総合評価:
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t_ fukami
3月にC・ノーラン監督作が公開されるので予習 この前、『映像の世紀』でもオッペンハイマーを取り上げてて、当時の映像や肉声も聴けたので興味深く読んだ 著者は物理学者 1920年代の量子力学の黎明期から…1940年代のロス・アラモスでの原爆開発までの理論的支柱になった原著論文もすべて読んでおり、各種伝記や証言、聴聞会の記録など膨大な資料をもとに、感情的になることなく、できるだけ正確なオッペンハイマー像を描くことを試みている 読みごたえがあった 映画を観たあと、別の伝記も読んでみようかな続きを読む
投稿日:2024.04.04
masudahidehiko
著者が科学者なだけに、ヘンな想像(勘ぐり)や思い込みがなく、正しい共感を持ってオッペンハイマーを描いている。とかく文系の人が描くと、取りつかれた全能感の権化みたいに書かれることが多いけど、そんなマッド…サイエンティストがこれだけの規模のプロジェクトをこれだけの期間引っ張って成功させられるわけもなく。女好きではあるものの、教養もあるちゃんとした社会人であることをきちんと踏まえて書かれていることに好感が持てる。映画『オッペンハイマー』の予習にもよいのではないか。(原作は上中下三冊もあるので)続きを読む
投稿日:2024.04.02
やんきぬ
とても読み応えがあって面白かった。 サブタイトル通り、オッペンハイマーを英雄や奸雄としてではなく、その才能を評価されつつ時代の波に翻弄された凡夫として描かれているのが興味深かった。 昨年(2023年…)夏、アメリカで公開され話題になった映画『OPPENHEIMER』を観る前にと思い読み始めたものの、やはり物理学に関する読み物ってことで中盤くらいに入ると理論解説が増えてちょっと難しくなってきたり、映画が日本で公開されるのかどうか一向に発表されないのもあって、半年くらい読みかけのままずっと通勤鞄の重りになっていたのを、いよいよ日本公開が発表されたので再び読み始めた。 やはり理論に関する部分は難解だけど、その一方で展開される人間ドラマが興味深くてどんどん引き込まれる。理論的な部分も読んでいくうちに概要くらいはなんとなく理解出来たような気になってくるのは、筆者の藤永茂さんが物理学者であり、翻訳家・作家でもあるということもあるのだろうか。藤永さんの他の作品も読んでみたくなった。そういえば先日買った『闇の奥』もこの方の訳書だった。 ロバート・オッペンハイマー本人だけではなく、同じ物理学者のローレンスやテラー、弟のフランクや軍のグローブス将軍が映画でどのように描かれるのか興味深い。 続きを読む
投稿日:2024.03.18
見える透明人間
ノーランの映画が気になったけど、映画の原作本は絶版の上に古書価格が高騰していて、手が出ないので、こちらを読む。読んでみて当たり前だけど、評伝なので、物語的な面白いさについては乏しいかなと。しかし、オッ…ペンハイマーの事についてはよくわかります。続きを読む
投稿日:2023.09.05
傘籤
の科学者』藤永茂 #読了 「原爆の父」と呼ばれるオッペンハイマーの生涯を辿り、彼がいかなる人物であったのかを紐解いた一冊。丹念な調査によって"原爆の父"が持つ「虚像」の更新を試みた内容となっており、著…者の執念にも似た熱意が伝わってくる。続きを読む
投稿日:2023.07.25
きのさん
科学者は罪を知ってしまった ロスアラモスの科学者の罪業は、原爆を作り出したその時、生涯最良の時を過ごしていたこと。国家が財政措置を行い、それに科学者が乗っかり、技術を甘美したこと。
投稿日:2021.08.28
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