【感想】日経新聞マジ読み投資術

渡部清二 / 総合法令出版
(8件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • whitesheep11

    whitesheep11

    日経新聞を読んでいるが、もっと深く読みたいなあと思い、今回の本を読んで見た。




    著者は野村證券で個人投資家への資産コンサルティングや機関投資家向けへ日本株セールスに携わってきた。その後、独立して複眼経済塾代表取締役社長に就任。




    野村證券時代に所属していた部署で行われていた「日経新聞・読み合わせ会議」に参加したことが、今回の本へとつながっている。




    対象記事は、すべての記事で、進行役の部員から当てられた部員は、記事に関して様々なツッコミが飛ぶ。




    この経験から日経新聞を読んでいるつもりになって、内容が頭に入らない、そして日経新聞は当たる・当たらないの基準で読むのは、情報を活用していないと指摘している。





    朝にテレビ番組で流れる占いコーナーじゃないので、日経新聞から得た情報をどのようにして役立てるかにかかっている。





    著者は、日経新聞を一面からではなく最後の文化欄から読んでいる。それは、新聞社の論調に左右されないためと述べている。





    キーワード、データ、トレンドに着目するのが良いと勧めている。キーワードで、大きな変化・転換点に気づく。データで、マーケット規模を知る。そしてトレンドで、景気の方向性を見る。





    注目の仕方として、各記事の「見出し」がポイントとしている。次の8つの漢字に注目している。




    年、初、最、新、発、転、脱と改だ。




    どうして注目しているのかと言うと、市場や事業の変化を伝えたり、変化の兆しを示唆したりする記事によく使われる漢字だからと説明している。





    欠かせないのが「会社四季報読破」「日経新聞切り抜き」と日々の株価指標や出来事を書き留める「指標ノート」だ。著者はこれらを「投資の三種の神器」と呼んでいる。日々の読み込み、メモを地道にすると見えてくるものがあるようだ。




    そういえば、週刊東洋経済「特集 株の道場 新年相場編」の中で、著者は「10倍株はこう探す」でも「投資の三種の神器」の活用を勧めている。
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    投稿日:2022.04.28

  • 24yama

    24yama

    日経新聞の読み方について解説した書籍であるが、著者の頭があまり良くないのか、推敲が足りないのか、展開が不自然で読んでいて納得感がない部分が多い印象だった。
    書籍本文の内容と「おわりに」に記載している内容もちぐはぐであり、書籍全体としてのレベルの低さを感じた。

    同じ記事を見ても人と違う視点を持って付加価値をつけることを推奨していたが、この人の思考力では、たいした付加価値が付かないだろうと感じされる内容であった。
    そもそも日経新聞を読んでトレンドを把握し、それを投資に活かすというスタイルが好みではないので、別の投資スタイルを探っていきたい。
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    投稿日:2022.02.06

  • NAMI

    NAMI

    1. 新聞を読んでいますが、自分に足りない視点が何なのを学ぶために読みました。

    2.証券マンとして日経新聞や四季報を駆使して、お客さんと関わってきました。その自身の経験を本にし、日経新聞の読み方を基に、投資をする上での大切なポイントを説明してくれています。

    3.「関連しそうなキーワードを繋いでいく」という考え方が欠落していることを学びました。今までは「これが起きたからこの業界」という短絡的な思考に陥っていました。しかし、この原料が切れたらどこまで影響が出てくるのかという視点を持たなければ、投資で儲けることはできません。投資で儲けるためには株価が低いうちに買うしかないので、本書で出てくるキーワードを基に、自分の投資したい会社を選んでみようと思いました。
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    投稿日:2022.01.17

  • yusanya

    yusanya

    このレビューはネタバレを含みます

    会社四季報の達人の著者。
    この本もなるほどと思う内容が多い。

    詳細株情報に記入。

    カジノが要注目との下りが特に面白い。

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    投稿日:2021.07.01

  • きよっぴ

    きよっぴ

    1年後あたりにこんな読み方ができるようになればいいなぁって思いました。新聞読みが少し楽しみになりました!
    今から意識できるポイントがたくさんあって、個人的にとても参考になりました。

    投稿日:2021.04.25

  • yotzm

    yotzm

    このレビューはネタバレを含みます

    ・景気の「気」は気分の気。気を読む
    ・世界→国内→業界の順に気を読む
    ・キーワード、数字、トレンド
    ・8つの漢字(1:年、2:初、3:最、4:新、5:発、6:転、7:脱、8:改)
    ・景気循環(1:チキン、2:ジュグラー、3:クズネッツ、4:コンドラチェフ、5:ヘゲモニー)
    ・業種を4つに分類。(1:増益転換、2:業績改善、3:業績鈍化、4:減益転換。1:経常利益が減益から増益に、2:前期から今期にかけて高まる、3:前期から今期にかけて低下、4:増益から減益に)
    ・景気動向指数を3つに分類。(1:先行、2:一致、3:遅行。1:数か月先に先行する。着工、受注、マーケット。2:現状。生産、出荷。3:生産や販売の結果。家計消費や物価。)(1:最終需要財在庫率指数[逆サイクル]、鉱工業用生産財在庫率指数[逆サイクル]、新規求人率[除学卒]、実質機械受注[製造業]、新設住宅着工床面積、消費者態度指数、日経商品指数42種、マネーストックM2・前年度比、東証株価指数、投資環境指数[製造業]、総資本営業利益率[製造業]、長期国債10年・新初債流通利回り、中小企業売上見通しDI(2:生産指数[鉱工業]、鉱工業用生産財出荷指数、耐久消費財出荷指数、所定外労働時間指数、投資財出荷指数、商業販売額[小売業]、商業販売額[卸売業]、営業利益(全産業)、中小企業出荷指数[製造業]、有効求人倍率[除学卒])(3:第3次産業活動指数[対事業所サービス業]、常用雇用指数[調査産業計][前年同月比]、実質法人企業設備投資[全産業]、家計消費支出[勤労者世帯][前年同月比]、法人税収入、完全失業率[逆サイクル]、きまって支給する給与[製造業、名目]、消費者物価指数[生鮮食品を除く総合]、最終需要財在庫指数)
    ・マーケット(1:食品、2:繊維、3:パルプ・紙、4:化学、5:医薬品、6:石油、7:鉄鋼、8:非鉄金属、9:機械、10:電気機器、11:造船、12:自動車・部品、13:精密機器、14:建設、15:商社、16:小売、17:不動産、18:鉄道・バス、19:陸運、20:海運、21:通信、22:ガス、23:サービス)
    ・国策は買い
    ・テーマ株の周辺で「誰が儲かるか」。(ex.ゴールドラッシュの時にスコップを売った人)

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    投稿日:2020.07.22

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