【感想】読書会の教室

竹田信弥, 田中佳祐 / 晶文社
(12件のレビュー)

総合評価:

平均 4.3
4
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ブクログレビュー

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  • ゆうこ

    ゆうこ

    参加している読書会で司会をするかもしれないので、念のために読んでみました。
    読書会に参加したい人と主催したい人のために書かれた本。とても優しいことばで書かれていて、本が好きで読書会が好きという気持ちで溢れています。

    参加者としての心得
    ・参加すると決めたら、どんな手段でもその日に課題の本を入手すること。
    ・当日までに全部読めなかったら、どこまで読めたか伝えておくこと。
    ・疑問や質問はメモしておくこと。
    ・当日、本の感想は何を話してもいい。
     好きだったセリフ、共感した一文、「苦手だった」「難しかった」など。
     小さな差異が大切だから、他の参加者とほぼ同じ感想でもOK。

    司会としての心得
    ・しっかり本を読んでおく。
    ・時間を守る。
    ・始まる前に雑談する。
    ・話者に耳を傾け、その他の人の表情を見て、話を振れるようにする。
    ・同じ人が話し過ぎているときなど、話題を変える。

    などなど、基本的だけれども大切なことが書かれています。

    読書会の様子を文章化したページもあって、読みたい本がまた増え、色々な読書会に参加してみたいな、と思いました。

    私が参加している読書会には色々な方が来られています。この本を読んで、ボランティアでやって下さっている代表の方に改めて「ありがとう」を言いたいです。
    私が司会をするかどうか、出来るかどうかわかりませんが、あまり構えずに楽しみたいと思います。
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    投稿日:2024.01.31

  • 土鳩

    土鳩

    読書会がどういうものかの紹介の他、(著者以外の)読書会開催者との対談を通して、どのようなことを考えて開催・ファシリテートを行っているかが書かれている。

    読書会にて紹介される本及び読書会そのものの、媒介としての効用を、上手く言語化しているという印象を受けた。

    行政の立ち上げた本屋である、八戸ブックセンターの話はとても興味が持てた。
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    投稿日:2023.09.08

  • ラジオパーソナリティ画家

    ラジオパーソナリティ画家

    読書会を開きたいと盛り上がっている仲間でまわし読み中の本。
    スラムダンクを授業中にまわし読みしていたことが思い出されました。

    チェックポイント☟
    〇本にはだいたい「問い」と「答え」がある。
    問いを中心として読書会をする。
    〇小説の場合は感想を言い合う。
    〇言葉の泉である本について語り合うことで、それぞれの人となりが自然と浮き出てくる。
    〇学校で読書会をしたら色んな人と自然と仲良くなれたかも。
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    投稿日:2023.01.18

  • 大吉堂

    大吉堂

    読書会とは何かから始まり、参加や主催の楽しみを具体例を挙げながら示してくれる本。
    読書会楽しそう! と思えるのだが、紹介されている会の性質からか「ちゃんと本を読もう」という声が聞こえてくる感じもある。
    読書は孤独だから読書会もいいよね。
    続きを読む

    投稿日:2022.11.22

  • のっぴ

    のっぴ

    読書会に興味を持つ人のためのガイドブック。とても読みやすい。参加したい人、企画したい人に分けられているが、企画・開催が楽しいということで、その部分の記載が多め。実際の読書会の様子が文字起こしされていて、どんな様子なのかがわかりやすかった。続きを読む

    投稿日:2022.09.26

  • ホン・ヨンドル

    ホン・ヨンドル

    【内容紹介】
    みんなで読むと こんなに楽しい!
    大ブームの読書会。だけど、参加する勇気がない?主催したい。でも、何をすればよいかわからない?大丈夫!話題の書店〈双子のライオン堂〉が教える
    手とり足とりの決定版ガイドブック!

    ・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆

    私が考える「コロナウイルスによってもたらされた良いこと」の一つが、オンライン飲み会です。距離という壁を飛び越えて、オンラインで集まる文化が生まれたのは画期的と言えると思います。その中で、大学時代のサークル仲間で集まって始めたのが読書会です。「読書会」といってもそれほど堅苦しいものではなく、毎回お題を決めて、それに当てはまる本を紹介し合って…という形式のゆるーい会です。紹介される本も漫画がメインで、古典文学に精通しているメンバーもいません。
    読書会を始めて早2年が経ち、これからさらに楽しい会にするにはどうすればよいだろう?と考え、この本を手にしました。前半は主に読書会を運営する側のノウハウ、ファシリテーターとしての心構えなどがしっかり書かれている印象ですが、後半はタイトルそっちのけで読書愛溢れる座談会が展開されていきます笑

    個人的に一つ気になったのが、読書会におけるメンバー一人一人の「読書レベル」です。「どのような人にも門戸を開けることが重要」と説いていますが、参加する側の立場からすると「どこまで本に精通しているか」という点は非常に重要な要素だと思います。例えば、普段本を読まない人がいきなりドストエフスキーの話題を振られたらどう思うでしょうか。読書量は積み重ねです。例え「参加の仕方は人それぞれ」だったとしても、課題本以外の、タイトルすら聞いたことがない本の話で盛り上がられると、参加者自身も居心地が悪いし、主催者側もすごく気を遣うことになり、結果として楽しくない場になってしまうと思います。一方で、あまり本を読まない人のレベルに合わせると、それはそれで物足りない参加者が出てきてしまうとも思います。わからなければ興味を持って質問する、わかる人は補足解説をしてあげる、といった自然な気遣いがあることが、見ず知らずの人を集めて開催する読書会では特に重要だと思いました。

    ちなみに私が住んでいる町で読書会を探したところ、1件もヒットしませんでした。時間ができたら自分で立ち上げてみようかな。オンラインとオフライン、2つの読書会がある人生なんて楽しすぎると思います!
    続きを読む

    投稿日:2022.08.19

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