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壺井栄, 山中冬児 / ポプラポケット文庫 (2件のレビュー)
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nikatoma
8月にこの本を読むことで、戦争の時代に思いをはせる。 戦時中の戦争のかなり具体的な描写があり、戦時中の暮らしを疑似体験することになった。そんな中で、大石先生の子どもたちへの愛情が、前向きな愛と希望とし…て、読み手の心を揺さぶる。 戦後の描写からは、ひときわ戦争への憎しみが感じられる。 「いっさいの人間らしさを犠牲にして人びとは生き、そして死んでいった。」(p218) 今を生きる私の、生きることへの責任を感じる。 今の時代に日本に戦争はないけれど、同じように追い詰められ、心を痛めている子どもがいることを、知らねばならない。続きを読む
投稿日:2019.08.09
ohanashitai
「瀬戸内海べりの一寒村」を舞台に、女学校を出て赴任した女性教師と、その年、小学校に入学した12人の生徒のふれあいを軸に、第二次世界大戦の歴史のうねりに、否応なしに飲み込まれていくこの教師と生徒たちの苦…難や悲劇を通し、戦争の悲壮さを描いた作品。続きを読む
投稿日:2014.06.24
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