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小川洋子 / 河出書房新社 (49件のレビュー)
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眠ちゃん
遠慮深いうたた寝、っていう言葉がど好み! 言葉は真実を表現する道具としてどこか不完全なのかもしれないこと、
投稿日:2024.04.07
gmind
「ふと」「到来もの」「赤ちゃんの耳の発見」など、きめ細かい観察力が生み出す小川洋子の世界です。どこか向田邦子の世界。小説よりエッセイのほうを優先して読みたくなります。
投稿日:2024.03.30
東雲
つまり私の中では、息子も弟も犬も一緒なのだ。生きている者も死んだ者も、人間もそうでない種類も、大した違いはない。自分にとって大切な存在、という意味では皆同じ。三人ともが、十二歳の少年のように素直で、元…気よく、愛らしい姿のまま、記憶に留まっている。 (P.22) ステップを踏んで懸命にメスに求愛する熱帯の鳥や、尻尾を振るだけで最大限の喜びを表現する犬や、深い海の底で歌をうたうクジラ。彼らと、言葉を操る人間と、どちらが優れているか誰にも決められない。言葉の届かない場所にも、世界はちゃんと広がっている。 (P.112)続きを読む
投稿日:2024.03.26
らんちゅ
大好きな小川さんのエッセイ集。 小川さんのあの不思議な小説たちは、こうやって生み出されていったんだな、と知れてよかった。 やっぱり小説家の方々は、普段接している物事に対しての感じ方が私たちとは違うんだ…なーと思った。続きを読む
投稿日:2024.03.05
もんぶらん
【きっかけ】 『博士の愛した数式』を描いた小川さんのエッセイが気になった。 【あらすじ】 小川さんの日々の出来事を掬い取り、丁寧に描かれたエッセイ集。 【心に残ったところ】 ・「だから新しい小説が…本になってしばらくは、電話が鳴るのが怖くてたまらない」 ・「ひえ〜、どうかお助けを」 「観念しなさい。現行犯逮捕だ」 ・「できれば新人賞の頃のことは思い出したくない。何かの拍子に当時の記憶がよみがえりそうになると、慌てて頭を振って向こうに押しやる。それでも防ぎようがなく、あれこれと場面が浮かび上がってくるような時は、闇雲に大きな声で歌を歌う。」 【感想】 自分にとっては雲のような存在である小説家さんの私生活を垣間見れるエッセイって楽しいなと読んでいて思った。意外と不安なことや思い出したくないようなことがあるということが分かり、親近感を覚えてしまう。続きを読む
投稿日:2023.12.10
妻夫木聡
集会、胆石、告白 読者の働きがあってこそ 最果てはどこにある 言葉と小鳥 恋をなくした時に読みたい本 特に好きだったのはこのあたり
投稿日:2023.12.06
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