【感想】溺愛王子、無垢なる神子を娶る【特別版】(イラスト付き)

王子に嫁ぐ神子
溺愛
元遊び人の攻
頑張り屋の受
…と
私の好き要素が多すぎた
徐々にぬくまっていく
2人の関係も
とっても夫婦！って感じで
よかった

小中先生のお話、久々読みました！
表紙だけだったら、絶対に手に取らないタイプの「女性を彷彿とさせる見た目の受」ってことで、作家買いで新刊のまま入手はしてたけど、やっとですよ。
お話はとてもよかった。
…きっとこれが例えば人生初のBL小説だったりしたら、エロ控えめで読みやすいのかも？読み慣れてきた頃に出会った作品だったなら、物足りないかも？でも、ここまで小中先生の作品も、それ以外の先生の作品もそれなりに読んできた自分としては、この角度も新鮮！って感じかな。設定も展開もありがちな点ばかりではあったけど、目新しかったのは「ウダウダと心の中で考えて終わる主人公」ってとこ。淡々としていて嫌いじゃなかったし、おかしな言い方だけどリアリティがあった？かな。そらそうだよね、みたいな。
だから逆に言えば、山も谷もなく終始穏やかなお話。
しんどいお話を読みたいわけじゃないけど、なかったらなかったで、ちょっと物足りなく感じてしまうのは人間の性でしょうか？w

あ、終始イラストが女性と見紛う描き方だったのは、やっぱり苦手だった。続きを読む

慣例に則ってヴィハーンに嫁いだシャウーリャ。元々不安だらけだったのに、ヴィハーンから望まれていなかったことを知ってしまったのは本当に悲しい。その後、ヴィハーンから好意を伝えられても、自分が好意を持って…も、認められなくなってしまうのも。それでも、少しずつお互いのことを理解して惹かれ合っていくのは見ていて楽しかった。箱入りだったからか、天然なところのあるシャウーリャ。お互いの違いに驚きながらも楽しく暮らす２人を想像するのも楽しかった。続きを読む