【感想】ゆーちゃと魔王 1【電子版限定特典付き】

坂本憲司郎 / MeDu COMICS
(1件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • 『黒犬』の優樹(2)

    『黒犬』の優樹(2)

    このレビューはネタバレを含みます

    ゆーちゃの可愛さに、私も呆気なく、KOされてしまった。
    いや、このヤヴァイくらいの可愛さに耐えられる者は、決していないだろう。
    耐えられたら、その人は、魔王以上に危険な存在に違いない。ただ、そういう人に対しては、きっと、「怖い」よりも「哀れだな」と思ってしまいそうだ、私は。
    ざっくりと内容を解説すると、主人公である勇者・ゆーちゃが、無自覚に振りまく可愛さと慈愛の心で、関わり合う相手を種族関係なく、遠慮なしで一変させる感じだ。
    「可愛い最強説」を熱く訴える際に使うべき資料となるだろう、この『ゆーちゃと魔王』は。
    何せ、最初の一話目で、魔王がいきなり、ゆーちゃを助けてしまうんだから、インパクトが凄い。
    勇者に、ついつい、救いの手を差し伸べちゃう魔王は、これまでもいただろうけど、彼ほどちょろかった魔王もいないだろう。
    しかし、このゆーちゃの可愛さは、別格なのだから、懐柔されちゃったってしょうがない。
    まぁ、ゆーちゃは可愛さで周りを幸せにしているけど、勇者としての存在感は本物であるのは確かなようだ。心身が成長したら、戦闘面でも相当な強さを揮いそうだな。
    果たして、今後、どれだけのキャラが、ゆーちゃの可愛さで骨抜きにされるのか、楽しみだ。そして、勇者vs魔王のタイマンは勃発するのか?

    この台詞を引用に選んだのは、男として、この逝き方は最高に満足できるものだろうな、と感じたので。
    体に生命力の一滴も残らぬ最高の一撃を繰り出し、己の生涯を懸けて支えてきた主君と、己の全てを託すに相応しい弟子に、最期の瞬間を見取られ、笑顔で逝けた鬼。
    安らかに眠れ。
    「あぁ、我が人生、すばらしきかな」(by「魔王の剣」鬼)

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    投稿日:2022.08.14

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