【感想】狼大公は偽物花嫁を逃がさない

桃城猫緒, 八千代ハル / ヴァニラ文庫
(1件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • いこ

    いこ

    このレビューはネタバレを含みます

    下女と皇子が結ばれるには色々ハードルが高いが、プラス身代わりとはいえ王女だと立場を偽った罪もあるため、より難易度が高い展開に。
    折角お互い初恋の人と身体的には結ばれているのに、非常にもどかしい。

    救いだったのは、割と早くジェラルドが彼女が初恋の女の子ルーだと気付いた点。
    そして、ルイーゼが今まで散々虐められ、背中に傷まで負ったにも関わらず、性格が全く擦れず、寧ろ頑張り屋さんだった点。
    勉強熱心で色々頑張ったお陰で、本家の王女が嫁いでくるより余程いい嫁になった。
    この頑張った部分が彼女の今後の土台になったのも大きい。
    こうしてみると、二人が罪を負うことなく正式に結ばれるための道筋は丁寧に描かれていたと思う。

    それらを積み重ねた後の最後の一手は、本当に大逆転。
    ルイーゼは変わった瞳の持ち主だが(表紙絵でオッドアイかなと思ったら、もっとレア枠だった)それが彼女の出自の証明となった。
    あの瞳があったから、ジェラルドはルーだと気付けたし、彼女の身分の保証にもなったし、本当に幸運の瞳である。
    大どんでん返しな展開で、こちらの予想以上に幸せになってくれたので、大満足だった。

    びっくりしたのは、ジェラルドの幼なじみで側近だった彼のこと。
    彼が最後に取った行動も想定外で非常に驚いた。
    彼はジェラルドのライバル枠でもあったから、仕方なかったとはいえ、あの展開は切なかった。
    そもそも彼がライバルになるとは思わなかったのだ。
    本当に色々予想外のことをいっぱいしてくださった物語だった。

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    投稿日:2021.10.25

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