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宮田由紀夫 / 中公新書ラクレ (4件のレビュー)
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総合評価:
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s26080
データが豊富で米国の大学システムをカネの観点から見る資料として最適。一方で章立てが下手で話のトピックがどんどんずれていくので、冒頭で述べたことの詳細を説明しないまま章が終わることもある。学者が文章作成…のトレーニングを受けていない証左でもある。続きを読む
投稿日:2018.05.21
ftsumori
大学で働いていると「アメリカの大学では...」とよく言われる.良い点もあれば悪い点もある.基本,ネガティブに見ている本書であるが,やはりアメリカならではの良さも同時に見えてくる.
投稿日:2014.04.24
ghostrider
アメリカが唯一の大学モデルではないことを自覚しなければ。今置かれた状況で使える仕組みが何であるかを吟味する必要がある。「金」は大切。どう使うかどう集めるか意識しないと。
投稿日:2014.02.20
denon_sengai
本書は、日本の高等教育への示唆となるであろう重要な指摘が豊富だ。市場化された高等教育というより、商業化された大学について説明されている。また、データを用いてこれまでの経緯や現状を冷静にいくつも紹介する…ことで、読了後にずっしりと重いメッセージを残してくれる。この大学界に経済原理を取り入れた弊害の記述は、日本の高等教育界にとって良薬になる可能性がある。 もう一つこの本の良い点は、大学ランキング、縁故入学、社会的階層移動、科学技術政策と大学、ポスドク問題、大学とスポーツといった幅広いテーマについて、新書の特徴を生かして簡潔にまとめていることだ。また特に営利大学の考察が鋭い。専門書や論文以外で、近年のアメリカの大学教育をわかりやすくレビューした本は少ないのではないか。フレクスナー、カー、ボックももちろん登場する。 大学のソフト・ハードの両面における大学間の「軍拡競争」は、高コスト体質となる。しかし当該大学本来の使命を全うするための資源投下のために、コスト意識を持つことが大切だということを再確認した。日本では、各大学予算の5割ないし1割の税が、各機関に投下されている。コスト管理は大学自身の経営問題ということだけでなく、より広く納税者の関心事にもなっているのだから。 --------- 7章の事例メモ http://www.wgu.edu/続きを読む
投稿日:2013.03.13
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