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E.T.A.ホフマン, 村山早紀, 北見葉胡 / ポプラ社 (2件のレビュー)
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きり。
村山早紀さんの、隠れた?名作(翻案)なのです。ぜひクリスマスに読んでください。信じるこころ、夢見る想いの大切さを教えてくれます。
投稿日:2023.12.21
tuppence
このレビューはネタバレを含みます
バレエの音楽では知っていたけど、あの音楽のイメージから、明るくて陽気なお話を想像していた。 実際、装丁はそんな感じだし。 それにしても、マリーちゃんが可愛い。 優しくて、勇気がある。人形も、お友達だから大事にする。 怪我をすれば看病するのも可愛い。 こういう子、大好き。 最初の、人形たちと化け物ネズミとの戦いはどきどき。 ドロッセルマイヤーおじさんもユニークで好き。 彼が語る「魔法のくるみの物語」も面白い。 そうやって、楽しんで読んでいただけに、最後に呆然。 くるみわり人形だった王子様と暮らす方が幸せなのかもしれないけど、家族を置き去りにすることに欠片の迷いもないの? 残された家族のことを思いやる気持ちは? そして、思ってしまった。 もしかしてマリーって、最初のねずみとの戦いで気を失ったまま、昏睡状態で、すべてはマリーの夢で、あのラストはマリーの体もあの世、天国に行ってしまったのではないかと。 ま、妄想炸裂の空想だけど。 これは、だんぜん、リライトでないお話も読んでみなくては。
投稿日:2018.11.20
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