【感想】明日は海からやってくる

杉本りえ, スカイエマ / ノベルズ・エクスプレス
(4件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • kalitan

    kalitan

    2014年出版と新しいけれど、ラノベっほ°いところがなく、日常を描いたものとしては骨太な感じだった。こういう素朴で落ち着いたものも、まだ出版できるんだ……とほっとした。

    投稿日:2015.07.27

  • kokkomame

    kokkomame

    『地球のまん中 わたしの島』の続編だった・・・。
    もちろん、『明日は海・・・』から読んでもいけるのですが。

    離島・辰島に暮らす竜太(りょうた)・中学2年。
    同じく中学2年生は東灯子。中学1年の勇気と、島で中学生は3人だけ、小学生も6人の小中併設の分校に通っている。周囲3キロほどの小さな島の住民のほとんどは漁業に携わり、本土の町へは高速定期船が1日1往復あるのみだ。

    竜太の家も漁業をしているが、同級の灯子の家は、島で唯一の民宿をはじめて5月に転入してきたばかりだ。
    9月。2学期に入って、灯子の発案で、辰島ニュースという新聞を作るため、竜太と勇気は、島の歴史に詳しいトクさんを訪れた。記事にするなら、まず神社。島のことを知ろうとする灯子。
    竜太の兄は、本土での仕事を辞め、島に戻ってきた。自動車整備の仕事が好きだったのに、漁師になるらしい。

    老人の多いこの島の未来はどうなっていくのか。
    高校進学すると、灯子は本土へ通うこととなる。
    竜太は漁師になりたいが、灯子はいつか、本土に帰ってしまうかもしれない。(竜太は水産高校希望)

    お互いを認めながら、自分たちと島のこれからの事に不安を抱え、迷う二人。みずみずしくさわやかな物語。
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    投稿日:2014.11.27

  • barubarusan

    barubarusan

    辰島で生まれ育った竜太は漁師をめざしていた。最近移り住んできた灯子が、文化祭の出し物として、島の良さを知ってもらえるローカル新聞を作ると言い出した。島の長老トクさんに島のことを聞いたり、地元食材の料理レシピを取材したり、竜太も知らなかった島の魅力が浮き彫りになっていく楽しさ。一方で、自然の厳しさを思い知る事件が起こる…。
    揺れ動く10代の心を繊細に描いた物語。もし辰島があるなら、行ってみたくなるに違いない。
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    投稿日:2014.07.14

  • typhoon516

    typhoon516

    島で暮らす少年、竜太は祖父、父と代々続く漁師の仕事を継ぐ気でいる。しかし、島を出ていた兄・航平が戻ってきて漁師の仕事を始めたり、都会から島に越して来た同級生・灯子に惹かれていくうちに自分の生き方を自問する…

    都会の子にこそ読んで欲しい物語。きっここんな世界は想像もつかない、もしかしたら読んでもこの「島」という環境に生きるということはこういうことなのだ、と理解できないかもしれない。けど、だからこそ手渡したい、一言添えて手渡したい物語。何もかもを手に入れるために生きることはできない、けど足りないことを嘆く必要も無いし、そういう生き方でも幸せに生きられる。そういう生き方をこの本で知って欲しい。
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    投稿日:2014.05.30

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