【感想】能楽師 比良坂紅苑は異界に舞う

木犀あこ, 斎賀時人 / マイナビ出版ファン文庫
(2件のレビュー)

総合評価:

平均 3.0
0
0
2
0
0

ブクログレビュー

"powered by"

  • ゆふぃ

    ゆふぃ

    このレビューはネタバレを含みます

    めちゃくちゃ幽霊と対話してるけど、周りの目の描写がないのは、一応時と場所を選んでるんだろうか。じゃなきゃ、絶対そっち方面で有名になってるよね。
    最後のお話、せつないねぇー。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2024.02.08

  • いこ

    いこ

    このレビューはネタバレを含みます

    お能の舞台の空気感、「異界」感を文章だけでこれだけ表現できるのは凄い。
    読んでいる間、昴が感じていたであろう空気を肌で確かに感じていた。

    幽霊が生きている人間と同じように雄弁に語るのにも驚いた。
    ましてミステリのごとく謎解きをしてみてくれないかと言ってくる幽霊がいるとは。

    そんな彼らのために、幽霊と会話することしかできない昴が、それでも首を突っ込んでいくのは、お人好しだけでは済まない何かがあるのだろうなとは思っていた。
    馬鹿正直に真正面からぶつかっていく、お人好しすぎる昴が抱えていたもの。
    それが少し分かるのは、終盤になってからだ。

    何となく幽霊を感じることはできても見えない、でも成仏させることはできる能楽師も変わり者。
    喋りがあまり統一されていないのも可愛かったが、抱えていた闇は昴より余程ひどかったように思う。
    彼も救われたかった者の一人だ。

    幽霊を能で成仏させてきた彼が救われるのは、これからになるのだとは思う。
    昴が抱えていたものに折り合いをつけるのも、これからのことかもしれない。
    でも、少なくとも二人の未来が暗いものではないことを感じることができてよかったと思う。
    そんな希望を持てるラストだった。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2021.10.02

クーポンコード登録

登録

Reader Storeをご利用のお客様へ

ご利用ありがとうございます!

エラー(エラーコード: )

本棚に以下の作品が追加されました

追加された作品は本棚から読むことが出来ます

本棚を開くには、画面右上にある「本棚」ボタンをクリック

スマートフォンの場合

パソコンの場合

このレビューを不適切なレビューとして報告します。よろしいですか?

ご協力ありがとうございました
参考にさせていただきます。

レビューを削除してもよろしいですか?
削除すると元に戻すことはできません。