【感想】従順さのどこがいけないのか

将基面貴巳 / ちくまプリマー新書
(14件のレビュー)

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ブクログレビュー

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  • 司書KODOMOブックリスト(注:「司書になるため勉強中」のアカウントです)

    司書KODOMOブックリスト(注:「司書になるため勉強中」のアカウントです)

    「「みんな、そうしているよ」「ルールだから、しかたがない」「先生がいってるんだから」この発想がいかに危険なものなのか、政治、思想、歴史から解明します。
    理不尽な出来事に見てみぬふりをしていませんか?誰かのいうことに従っていても、世の中は解決しない問題だらけ。打開するには自分で声をあげるしかありません。そうしたあなたに勇気と思考を与えます。」

    目次
    第1章 人はなぜ服従しがちなのか
    第2章 忠誠心は美徳か
    第3章 本当に「しかたがない」のか
    第4章 私たちは何に従うべきか
    第5章 どうすれば服従しないでいられるか
    第6章 不服従の覚悟とは何か

    著者等紹介
    将基面貴巳[ショウギメンタカシ]
    1967年神奈川県横浜市生まれ。慶應義塾大学法学部政治学科卒。英国シェフィールド大学大学院歴史学博士課程修了(PhD)。ケンブリッジ大学クレア・ホールのリサーチフェロー、ブリティッシュ・アカデミー中世テキスト編集委員会研究員、ヘルシンキ大学歴史学部訪問教授などを経て、ニュージーランド・オタゴ大学教授。研究領域は政治思想史。英国王立歴史学会フェロー、欧州アカデミー(Academia Europaea)外国会員。著作に『ヨーロッパ政治思想の誕生』(名古屋大学出版会、サントリー学芸賞)などがある
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    投稿日:2023.04.13

  • もぐ

    もぐ

    「最も警戒しなくてはならないのは公権力である政府」という一文は、今の時代に特に重要なメッセージだと思った。日本では政府の政策に対して、心の中や内輪の会話で不平は言っても、結局は「国が決めたことだから仕方がないよね」と抗議行動をする前に諦めてしまっている人が多いと思う。そしてさらに悪いのは、政治に無関心であること。これでは怒るきっかけもないまま、権力者のやりたい放題になってしまう。

    まずは知ることから。そして流されるのではなく、能動的に選択をすること。自分の意思を表明すること。政府は必ずしも国民の自由や幸せのために動きはしないということに改めて気付かされた。
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    投稿日:2023.03.15

  • Anony

    Anony

    感想
    ミルグラムの衝撃。権威に疑問を持たなくなった時残忍さに身を堕とす。大規模なマインドコントロールは不要。隣人がやったという事実だけで十分。

    投稿日:2022.11.27

  • ほたるいか

    ほたるいか

    バ先の教室長に反抗しようと思って読みました笑。行動が重要なことはよくわかった。けど、リスクは伴うよねえ。

    投稿日:2022.09.18

  • はる

    はる

    長い物には巻かれたい主義の自分にとっては、かなり耳痛い内容だった。全ての主張に同意できる訳ではないが、少なくとも「現状維持のために思考停止に陥らないこと」「己の良心や『共通善』について(正解はないとしても)考え続けること」は有権者として心に留めておきたいと思った。続きを読む

    投稿日:2022.08.21

  • aiko22

    aiko22

    従順さをテーマとして、一般的な思想をまとめた教養書。
    悪の凡庸さ(アーレント)とか独立自尊(福澤諭吉)とか、アンティゴネーとか、白バラ抵抗運動とか、日の名残り(カズオ・イシグロ)とか。

    投稿日:2022.08.09

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