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高原英理 / 国書刊行会 (4件のレビュー)
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道標
理不尽な展開と怖さ。 エログロというにはあまりにもグロが勝っている。メンタルが落ちているときにはきついかも。
投稿日:2024.04.17
クーコ
得体の知れない恐怖感が詰まってる一冊。 グロい表現が多いですが、殺され方とか想像すると恐ろしすぎて怖い。 『 闇の司』と『水漬く屍、草生す』が個人的には好きでした。怖いけど。
投稿日:2023.09.04
アイ
「日々のきのこ」がとても良かったので。 かなりおぞましい内容だったので、おぞましいものが読みたい時に良いと思う。地の文が独特で良い。
投稿日:2023.04.29
EN
このレビューはネタバレを含みます
すごくよかったです。土俗的な不気味な雰囲気の話からグロテスクで猟奇的な作品まで、幻想も怪奇も網羅した独自のホラー世界を構築しており、確かに恐怖譚だなあと腑に落ちる。 『呪い田』傑作。町の中の誰かが誰かを呪ったという怖い噂。立て続けに起こる不幸。淡々と語られる得体の知れない恐怖。法則と原因を読み解こうとする語り手の語りの不気味さ。結末はベタだが好き。泥田坊という妖怪をこのように表現するとは。怖い。 『帰省録』妻子とは別行動で、久しぶりに実家に帰る私には、どうしても確認したい子供の頃の記憶に残る場所があった。石段を登った上にある平場「ゆぐみ場」はなんとなく皆から忌まれる場所であったが、そこだ起こった不気味な出来事を思い出すうちに、記憶が現在をも侵食してくる。 『緋の間』高額バイトで屋敷の留守役をすることになったが何かおかしい。美しい使用人がおり、いたせり尽せりだが、屋敷からは一切出られない。その理由に気づく頃には取り返しのつかないことになっている。グロテスクで美しく生々しい怪異譚。 『樹下譚』不思議な噂の多い町で、タクシードライバーの子供の頃の体験を聞いた私は、その後、彼の死の顛末や記憶の不整合まで知ることになる。彼の心に焼き付く座敷牢の美少女の思い出は耽美的で幻想的。優しく物哀しい、一種の異類婚姻譚。 『かごめ魍魎』こええ。これは別なところでも読んだことあるけど、いい話かと思ったら、最後にほんと怖い。 『グレー・グレー』死者がなかなか死に切らない世の中になってしまった。生前の記憶を保持するゾンビです。亡くなった彼女の腐敗を防ぎ、世話をして、たまに会話や散歩をする主人公。それでも死者は段々と劣化して消滅に近づいていく。死者と生者の淡い交流。
投稿日:2022.08.15
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