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二階堂黎人 / 講談社文庫 (15件のレビュー)
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久能整
「ロシア館の謎」「密室のユリ」「劇薬」の3編が収録された二階堂蘭子シリーズの短編集。この中だと「劇薬」がフーダニット、ハウダニットの要素に加えて、どんでん返しの要素もあって面白かった。
投稿日:2024.02.14
Lepus in December
ロシア館の謎 立風書房「ミステリーの愉しみ5 奇想の復活」 1992年8月 密室のユリ 野性時代 1994年1月 劇薬 1 シャッフル(前書き) 2 ドロー(最初の挿話) 3 ディール(殺人…予告状) 4 オークション(来客) 5 コール(夫と妻) 6 ビッド(ゲームの規則) 7 ダブル(容疑者の集い) 8 リダブル(毒殺) 9 コントラクト(事件証言の抜粋) 10 オープニング・リード(探偵登場) 11 エスタブリッシュ(推理) 12 フィネス(説明) 13 グランド・スラム(退場) 講談社「ユリ迷宮」 1995年4月続きを読む
投稿日:2023.02.21
大村実
ユリ迷宮 二階堂黎人4冊目となり、安心して読めます。 親しみもでてきました。 なんと二階堂蘭子ものの短編集でした。 「劇薬」はどんでん返し。 これまでのものとちょっと感じが違う感じでした。 私は長編…が好きなのですが、短編にしては面白かったです。続きを読む
投稿日:2022.08.01
akari
「ロシア館の謎」「密室のユリ」「劇薬」 3作のなかでは、「ロシア館の謎」が個人的に一番好き。 正直にいうと、詳細に描かれた人間模様が逆に邪魔をしてしまっている印象。どのようなどんでん返しがあるんだろ…うと思っていたところに期待の割にはと思ってしまいます。 トリック自体はどの作品も大きな驚きはないけれど、「ロシア館の謎」はトリックだけではない驚きの結末があったので、読み終わった後に満足感。 難しい話ではないので、推理小説の入り口としてもオススメの作品です。 蘭子の存在が薄いのは短編集だからでしょうか。 他の方が書いているように長編も読んでみたいです。続きを読む
投稿日:2018.02.16
hige0519
巨大幽霊マンモス事件を読むために手に取った本作。どの短編もシリーズらしいおどろおどろしさがなくやや拍子抜け。 ロマネスク風の豪壮な城館が忽然と姿を消す【ロシア館の謎】は島田荘司ばりの大掛かりなトリック…と幻想的なストーリーが面白い良作です。 若手推理小説家の絞殺体が三重の密室状態で発見される【密室のユリ】はトリックが古典的ですし、カセットテープの扱い方もいまいちです。 【劇薬】は途中で挿入されるコントラクト・ブリッジのルールがさっぱり理解できず。真相も味気なく不満が残ります。続きを読む
投稿日:2018.01.07
y_doka
二階堂黎人が「いちばんよかったころ」のものだけに、完成度が高い。 こういうバリバリ本格推理小説って、僕にとってはほんと面白いね。
投稿日:2014.06.10
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