【感想】存在しない女たち 男性優位の世界にひそむ見せかけのファクトを暴く

キャロライン・クリアド=ペレス, 神崎朗子 / 河出書房新社
(36件のレビュー)

総合評価:

平均 4.2
12
13
5
0
0

ブクログレビュー

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  • あじの開き

    あじの開き

    男性優位の世界になっている事をデータに基づいて説明してくれる。薬も男性基準で考えられている〜の件は確かにそうだろうなと見落とすというか気づかないことに気づかせてくれた。
    ピアノも男性基準なことも。

    この世界を変えていくのは難しいだろう。なぜなら女性である私が気が付かないことが多いのだからこの世界の当たり前を疑うのには限界がある。続きを読む

    投稿日:2024.03.13

  • ISSP Library

    ISSP Library

    物性研の所内者、柏地区共通事務センター職員の方のみ借りることができます。
    東大OPACには登録されていません。

    貸出:物性研図書室にある借用証へ記入してください
    返却:物性研図書室へ返却してください

    投稿日:2024.02.09

  • 黒

    このレビューはネタバレを含みます

    あとがきなどを含めた本文が67%で、残りの33%は参考にしたデータ?なところから分かるように、性差のデータが少ない中でかき集めてできた貴重な本です。
    「多くの男女差別は悪意によるものではなく、認識の欠如によって生じている。」この文が答えなのでしょうね。

    分かってはいたのですが、あまりに女性の扱いがひどくて読むことが辛くなったことが何度もありました。でも、読まずにはいられませんでした。なぜなら、私も被害にあっていることがいくつかあったからです。男性として産まれていれば…と思うこともありましたが、男性にはなりたくないです。男性は「女は異常で、非定型で、明らかにまちがっている、という意見で一致しているわけだ。」 と思っているように、私もそう思っている男性が嫌いだからです。

    何が男女平等だ、と思います。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2023.11.06

  • 人生≒本×Snow Man

    人生≒本×Snow Man

    労作。

    自分も男だ。
    その眼が曇りきっていたことを実感した。

    徹底的にデータにあたる姿勢、集めよという主張に納得した。

    女性の存在を認めることは経済政策としても正しいことを示している。

    投稿日:2023.09.01

  • kaz.f

    kaz.f

    データ量がすごい。女性が多大な不利益を被っていることを改めて認識。LGBTの議論が活発になってくると「普通の女性」の権利がより制限される可能性もある。
    ただし自分の周りに限って言えば男性よりも女性が幸せそうに見える。存在しない、無視されることからくる女性の幸福があるのか、不必要な責任を負うことによる男性の不幸があるのか。

    続きを読む

    投稿日:2023.05.21

  • ksksksks2

    ksksksks2

    男女の身体的違い、女性にあてがわれがちな家事労働などが、社会の様々な意志決定から、いかに除外されてしまったいるかを、データ収集の不平等性という観点から説いている力作でした。
    扱いを同じにするだけでは平等にはならず、男女の生まれ持っての、または社会的におかれてしまう状況の違い、理想をいえば、それぞれの人々の間の違いを考慮する必要があるのだ、という事をこれでもかと思い知らさせてくれる本です。続きを読む

    投稿日:2023.01.08

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