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下斗米伸夫 / 講談社学術文庫 (1件のレビュー)
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うみ
WW2終結後、同盟関係から徐々に対立関係へと移行していく米ソにとって、争点となったのは「東欧」「核管理」だけで無く「大日本帝国の領土」でもあった。ソ連(スターリン)は当初北海道の北半分の直接占領を要求…していたが、それを取り下げるに当たって、核兵器開発のためのウラン入手先としての東欧を優先したからと言うのは目からうろこだった。もしもソ連国内のウラン鉱山が既に発見・発掘されていたら、容易にソ連が折れない展開もあったかと思うと… また、鳩山政権時の日ソ国交回復交渉においては、ダレスが「二島での妥協はサンフランシスコ平和条約への違反なので、その場合は米国による沖縄併合もあり得る」という発言もまた、日本の中立化を許さないという米国の意思の表れで有り、ここ日本が冷戦の最前線で有り、我々が当事者であったことを思い起こさせるモノである。 なお、日本共産党は、劉少奇とスターリンのパシリだったw(そして中ソ対立で親ソ派を粛清。文化大革命では逆に中国共産党から追放され、宮本党へ) 毛沢東の「核戦争で人類が半減しても…」発言は、元々ロシアよりも中国の方が危険なメンタリティだったんじゃねえの?と構成の視点から見てしまう。中ソが対立したからといって、中国に肩入れしたのは大失敗だったね。<日米共に続きを読む
投稿日:2021.08.10
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