【感想】文部科学省 揺らぐ日本の教育と学術

青木栄一 / 中公新書
(11件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • La place

    La place

    教育を制度論で語る際には欠かせない1冊かと。社会から様々なプレッシャーを受けるが故に迷走する文部科学省には少し同情してしまいます。その迷走の結果、一番疲弊しているのは、現場の教員だと思います。

    投稿日:2024.05.09

  • jpomega2020

    jpomega2020

    ●地味だが何かと話題の文科省の今を解説した良書。オフィスの階数やら組織名での分析は面白い。
    ●教育は金にならないから、逆に選挙に強い議員が文教族になるのはなるほどと感心した。
    ●文科省のマンパワー低下も大変だが、大学の産業界からの振り回され方も不憫。
    ●なんだかんだ、教育はみんな経験があるわけで、素人考えでバンバン意見が出てきてしまうのが大変だと思う。
    ●腐ってもまだまだ日本はやれると思うし、地道でいいから改革を進めて欲しいな。
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    投稿日:2023.12.27

  • kikfodlibrary

    kikfodlibrary

    読書会の歴代レポート(1冊がA4用紙2枚+αにまとまっています)は、PortalⅣの電子ファイルサイトから誰でも閲覧できます。
    「この本に興味はある!けど、読む時間はない…」という方は、ぜひそちらにアクセスしてみてください。
    KC>経営企画室>全グループ会社>05.読書会
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    投稿日:2022.12.29

  • gakudaiprof

    gakudaiprof

    教育行政学が専門による文部科学省の分析である。教育行政学について研究する場合には必読書であろう。
     また、教員養成大学の学生にとっても、文部科学省について知る必要があるので、この本を読むことは必要と考える。
     文部科学省について最も詳細にかかれかつ読みやすい本である。
     第5章は大学改革について、他書でもよく扱われる内容であるが、ポスドクの問題を文科省と企業と絡めて、さらに収入と関連させて説明しているところが新しい。
    電子書籍と間違って登録したので書き直した。
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    投稿日:2022.08.19

  • hiroo1969

    hiroo1969

    2021年3月初版。当時読むのを思いとどまった本書を読もうと思ったのは、教育改革に熱心だった安倍元総理の逝去によるところが大きい。21世紀の幕開けとともに誕生した文科省の組織、職員、様々な政策とその評価と課題を内外の視点から紹介、分析されている。
    20世紀後半の文部省時に3年間在籍した国立大学職員としては、「三流官庁」「内弁慶の外地蔵」と揶揄される文科省を“保護者”としてリスペクトしつつ、一刻も早く独立しなければと思った。そのためにも、今担当しているファンドレイジングを頑張ろうと。
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    投稿日:2022.07.16

  • 板橋区民

    板橋区民

    これを読んで『失われた30年』の原因の一端が見えた気がする。日本は公教育に人もカネもかけなさすぎ。自分さえ良ければの老害民主主義と、支配階層を自分達のお仲間で固定したいエスタブリッシュメントの意図的な政策誘導によるものと考えるが、本来なら長期展望、即ち著者の言う組織哲学を持った官僚がその流れを変えていく使命があるのに、全くスルーされてしまっている。結局官僚自身がエスタブリッシュメント階級の出身だからだろう。
    著者は文科省のロビー活動や政策研究能力、意思の問題だと指摘するが、そもそもそも文科省に「初等教育の機会均等」以外の組織哲学があるのか疑わしい。
    そうなるとそのような組織哲学はどうやって形成されていくのかが知りたい所である。
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    投稿日:2022.06.30

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