【感想】ふじこさん

大島真寿美 / 講談社文庫
(9件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • ランラララン

    ランラララン

    ふじこさんは、離婚調停中である父の彼女

    小学6年生のリサは、周りの大人と違って自分を大人扱いしてくれて、無邪気でキラキラしてるふじこさんを好きになる

    「ある日出会うの。リサはリサの宝物に」

    大人の世界への不信感や不安を抱えるリサに、同じ目線で語りかけるふじこさんが魅力的

    文中に多用される繰り返し言葉は、緊張感をほぐすためなのか

    ひょいひょい、ほいほい、ふらふら、不承不承、ぽくぽく、ぴりぴり、へなへな、ふふふふ

    ハ行は呑気で何だか愛らしい

    前向きに生きるための金言も沢山ありました

    大人として、子どもの不安を優しく包み込んで光ある未来を示すためにも

    子どもから「キラキラしてんなー」って思われるように生きたいものです
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    投稿日:2023.01.03

  • タマセツ

    タマセツ

    子供の成長と大人の理解
    子供の成長は大人にはない想像力があるが、経験不足から荒唐無稽となる。子供は向日葵のように一夜にして大きく成長(経験)することもあり大人はそれをしっかり受け止め理解してあげなければならない。特に現代、利己主義的な社会の所為でそんな子供心を理解しない大人が増えたことは悲しい。続きを読む

    投稿日:2022.05.11

  • しょー

    しょー

    3編ともめちゃくちゃ好きやった!
    ふじこさんは素敵過ぎたし、小椋さんも素敵過ぎたし、手品師さんは最強に素敵過ぎた!!
    どのお話も心がふんわりするような話で、最後の終わり方も先をこちら側にそっと想像させてくれるような終わり方でとても素敵やった。
    是非とも他の本も読みたい!!
    続きを読む

    投稿日:2022.03.10

  • pukuchans

    pukuchans

    ふじこさん、夕暮れカメラ、春の手品師の3遍。
    どれも主人公は女の子。
    少し大人の世界を覗きながら生きにくさを感じている。
    そしてとても不思議なことが起こる。
    異常ではない非現実的な何か。
    ふじこさんが1番のお気に入りです。あの後ふじこさんとリサはどうなったのかな?続きを読む

    投稿日:2021.05.19

  • ☆ベルガモット☆

    ☆ベルガモット☆

    多感で繊細だけど鋭い視点を持っている女の子と、家族との温度差をひしひしと感じる作品。
    どの作品も素敵ですが、「ふじこさん」が特に好きです。
    「夕暮れカメラ」、会話のかみ合わなさにせつなくなったけど、おばあちゃんを見つめる主人公のまなざしにぐっと来る。
    「春の手品師」、ファンタジーチックながら思春期の壊れやすさを見事に描いていて、惹きこまれました。
    読んでよかった!
    続きを読む

    投稿日:2015.12.15

  • kasumi-sou

    kasumi-sou

    中編3編が納められた1冊。表題作の「ふじこさん」が一番好きでした。テーマは、情けない男性なのだろうかと思うぐらい、情けない男性がどのお話にも出てきます。ふじこさんが凛々しくてかっこよくて好き。

    投稿日:2015.07.22

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