【感想】月曜日のたわわ（６）

新キャラの名称は巫女ちゃんとかではなく「ジト目ちゃん」なんだ
確かにいつもいつでも巫女服な訳では無いから、単純に見た目の属性を名称にした方が良いか


ジト目ちゃんは本作にしては珍しくその巨大な存在を…隠そうとするタイプですか。現実的には珍しくない方向性の筈だけど、他の女性陣がその辺は頓着しないタイプが多いものだから貴重に思えてしまう

また、彼女の相方となる男性も男子高校生という点はやはり珍しく思える
従兄で同居で許嫁という関係だけに殊更にジト目ちゃんをそういった目で見ないようにしているようだけど、意識していないわけではなく、それを完全に隠すのも難しく
若い二人であるだけにもどかしい関係性

それだけに大きすぎて悟りの境地に至っているアイちゃんという先輩に出会えた事はジト目ちゃんにとっては大きな転換点と成り得たんじゃなかろうか
従兄の本心を聞き出し、新たな武器も手に入れた。そうして自信をつけたジト目ちゃんは短い間に大きく成長したようで
……これじゃ従兄が我慢し続けるのも限界があるように思えるけれど(笑)


女性陣が万遍なく登場した今巻、それでも締めにアイちゃんが登場するとそれだけで作品があるべき場所に戻ってきたように感じられるよ

作中時間の経過はもうすぐ1年
一緒に電車を乗るだけの間柄であるアイちゃんとお兄さん。読者としては関係の進展をつい求めてしまうけれど、何も変わらず短い時間を一緒に居る二人の様子を見るのも良いものだね続きを読む