【感想】冷蔵庫より愛をこめて

阿刀田高 / 講談社文庫
(17件のレビュー)

総合評価:

平均 4.1
6
6
5
0
0

ブクログレビュー

"powered by"

  • chikagoroo

    chikagoroo

    阿刀田さんの初期の作品ということで読んでみました。
    クセになる感じ。もっと読みたい!
    ギリシャ神話の話など著者の世界観が出ていたなと思います。

    特に面白かったのは
    「冷蔵庫より愛をこめて」オチが予想できなかった。なるほど!!
    「あやかしの樹」気持ち悪いけどオチは最高
    「わたし食べる人」
    「歌を忘れない鸚鵡」切ない
    「最後の配達人」
    続きを読む

    投稿日:2021.01.25

  • saga-ref

    saga-ref

    奥付は昭和58年第6刷。筒井康隆とともに著者の作品を高校生の頃に読んだ。あの頃の自分は短編を好んで読んでいた、というより好きな作家の作品に短編が多かったのだろう。そしてブラックユーモアを好きになるきっかけにもなった。本書の作品は、すべてが戦慄の結末で落とされている。「幸福通信」「最後の配達人」が印象深い。続きを読む

    投稿日:2020.11.08

  • bukuroguidkodama

    bukuroguidkodama

    「奇妙な味」という分野の作品ではあるが
    あとづけのくくりで先行作はいくらでもあるし
    あらゆる短編いやお話のどれもが
    喜劇と悲劇というおかしみとかなしみ
    怒りと恐怖ををある面でもつのだから
    何にでも通ずる形ではある
    その枠を意識して作られたお話としてこの本はどうかというと
    時代をこえて読み続けられるへ選ばれるのは運だと思う
    続きを読む

    投稿日:2018.10.26

  • フラビオ

    フラビオ

    2016年9月27日読了。「阿刀田高の出世作」と銘打たれた「奇妙な味」のショートショート集。想定外をつくオチは「やられた!」と瞬間的に楽しめるのみならず、「真相はどっちなのだろう…」「本当にこれが起きたらどうなるのだろう…」と、サラリと怖い余韻を残してくれる。描写や設定には昭和臭さ・おっさん臭さが漂うが、エロ・グロ・ナンセンスな感じ含めてそれも味か。著者は星新一賞の審査員を務めているようだが、SF的な設定が意外に少ないのところは「逃げていない」感じもあり、面白い。続きを読む

    投稿日:2016.09.27

  • mikanhatake

    mikanhatake

    このレビューはネタバレを含みます

    ミステリというか、ホラーに近い短編集です。
    怖いと聞いていたけど、たしかに「ブラックユーモア」では済まされない怖さが・・・。
    初めのほうに収録されている作品群が怖かったですね。
    「海藻」「歌を忘れない鸚鵡」とか後味悪いこと必至です。
    「趣味を持つ女」は怖かったかも。
    うちのほうの図書館では見つけられなくてあきらめてたんだけど、読めてよかった一冊です。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2014.04.29

  • とめこ

    とめこ

    移動中など、ちょこちょこ読むのに最適。
    ぞっとしたのは「歌を忘れない鸚鵡」、オチに笑ったのが「真実は強し」。

    投稿日:2014.03.08

Loading...

クーポンコード登録

登録

Reader Storeをご利用のお客様へ

ご利用ありがとうございます!

エラー(エラーコード: )

本棚に以下の作品が追加されました

追加された作品は本棚から読むことが出来ます

本棚を開くには、画面右上にある「本棚」ボタンをクリック

スマートフォンの場合

パソコンの場合

このレビューを不適切なレビューとして報告します。よろしいですか?

ご協力ありがとうございました
参考にさせていただきます。

レビューを削除してもよろしいですか?
削除すると元に戻すことはできません。