【感想】女ふたり、暮らしています。

キム・ハナ, ファン・ソヌ, 清水知佐子 / CCCメディアハウス
(79件のレビュー)

総合評価:

平均 4.3
34
27
9
1
1

ブクログレビュー

"powered by"

  • りさぽ

    りさぽ

    このレビューはネタバレを含みます

    読みやすかった。韓国行ってみたいなって少し思った。
    お互いが大切にした方がいいことは、パートナーとの同居のときとあまり変わらないのかなと感じつつ、軽やかに過ごされてるような印象。
    曲のプレイリストを作る取り組みHawaii deliveryも未来を見据えててよかった。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2024.04.21

  • おいも

    おいも

    久しぶりに面白い本に出会った!
    結婚意欲があるわけではないけどそろそろ一人暮らしは卒業したい。
    一人暮らしに慣れてきた自分と重なる部分、あるいは未来を見るような部分が多く、共感しながら読み進められた。
    特別なことはない、本の内容は日々の些細なことばかり。けれど、真反対の性格の2人が一緒に暮らすため考えていること、大事にしていること、喧嘩のことなどが赤裸々にこと細かに書かれている。
    2人の筆者が交互に文を連ねている形式も面白い。短編感覚でさくさく読めた。

    借りて読んだ本だけど、これは買って読むべきだったとちょっぴり後悔。
    資金に余裕ができたら買って、生活に迷うたび何度でも読み返そうと思う。
    続きを読む

    投稿日:2024.04.19

  • なかの

    なかの

    人と暮らすスキルってあるよなぁ。共通点もたくさんあるけど違うところもたくさんある2人。お互いをリスペクトしつつ自分のことも大切にして、喧嘩しながら、相手を知りながら、自分の理解も深まるというのが興味深い。キムハナが可愛らしい。ふたりの文にそれぞれ個性が表れているのも面白い。
    幸せはバター、同居人は健康で明るくて単純なのがいい。
    続きを読む

    投稿日:2024.04.07

  • Puok

    Puok

    28.性的マイノリティのカップルの話しかと思って読み始めたけれど全く違い、自立した女性2人と猫4匹の自然体な生活エッセイ

    結婚でもなく、一人暮らしでもなく
    生活を楽しむための2人暮らし

    生活する上でそれぞれ得意なことを担当しつつ、価値観の違いでぶつかる事も
    それでも互いに歩み寄り、理解しようとし
    そして何より楽しもうと思いやる2人の生活がとても豊かに見える

    もちろん彼女達が培ってきた仕事と経済力があればこそ
    韓国の女性誰もが出来る事でもない実状もあると思われる
    続きを読む

    投稿日:2024.04.01

  • mari

    mari

    このレビューはネタバレを含みます

    「けんかの技術」の章が特に良かった。
    女性二人に限らず、いくら楽しくて気が合う相手とでも共同生活って譲れない事が出てきてけんかになることもある。

    『けんかの中での私のいちばん大きな過ちは、何か間違っていると指摘されたことを責められていると受け止めてしまい、それに対する弁明ばかりしてしまうことだ。自分の論理を何とか理解させようとするのだけれど、相手にとっては言い訳でしかない。相手がなぜ腹を立てて、悲しんでいるのか、それを知ろうと努力し、慰めるのが先なのに、自分のことばかり考えていたのだ。』(p140)

    けんかする時って相手に対して「こうして欲しい」という感情をぶつけがち。それって相手を自分の思うようにコントロールしようとしてるんだよなぁ。

    「こうして欲しい」と自分が思う相手の間違いを指摘する前に、相手がどんな感情でいるのか想像する努力をしなくちゃいけない。
    なんでけんかになってしまうのか、普段からお互いに感じている何に問題があるのか、そこを話し合いつつ折り合いのつくところを探り合わないとけんかする意味が無くて、ただ傷つけ合うだけになってしまうんだろう。

    『けんかの目的は何なのだろうと考えてみる。自分の手にもっともよくなじんだ武器を相手の急所に突き刺して息の根を止めることだろうか。再び立ち上がれないように殴り、踏みつけることだろうか。一緒に暮らす人、一緒に暮らしていかなければならない人とのけんかは、忘れるためにするものだ。シャベルで感情の流れる道を掘り、流れをよくするためのけんかであって、ちゃんともとの関係に戻るためのけんかなのだ』(p141)


    女ふたり(と猫4匹)の生活って最高!これが新しい家族の形!という話ではなくて、色々な選択肢がある中で、それぞれのライフスタイルにとってこの暮らしがベストだったという話。
    持ち物の量の違いですれ違ってけんかもするし、将来別々に暮らす事もあるのかもと不安になることもあるし、男性がいれば違ったのかもと思うような理不尽な目に合ってしまう事も書かれている。
    人と人とが暮らしていくって綺麗で楽しい事だけじゃない。
    面倒で大変だけど、それでも人と一緒に暮らす事は私にとって素敵な事だし、丁寧に大切にしていきたい事だなと感じた。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2024.03.30

  • katsukun

    katsukun

    ファン・ソヌ ファッション雑誌のエディター。料理は大得意だが、物が片付けられないゴミ屋敷のな主への道まっしぐら。キム・ハナ 「話すことを話す」で46千部の売上げ、同世代の女性を中心に幅広い支持を得てるコピーライター。ミニマリスト、人付き合い、生活は整然と生きる。
    あまりにも気が合うと思っていた二人は、一緒に暮らすうちに実は全く正反対の性格、そのことが原因で何度も激しく喧嘩。そうして、相手の姿を通して自分を見つめ直し、喧嘩の技術を磨き、互いに信頼できる存在であり続けるための努力する。
    人が誰かとある程度近い距離で生きていくためには避けて通れない普遍的なテーマが飾ることなく語られる。#主婦である私がマルクスの「資本論」を読んだら
    続きを読む

    投稿日:2024.03.11

Loading...

クーポンコード登録

登録

Reader Storeをご利用のお客様へ

ご利用ありがとうございます!

エラー(エラーコード: )

本棚に以下の作品が追加されました

追加された作品は本棚から読むことが出来ます

本棚を開くには、画面右上にある「本棚」ボタンをクリック

スマートフォンの場合

パソコンの場合

このレビューを不適切なレビューとして報告します。よろしいですか?

ご協力ありがとうございました
参考にさせていただきます。

レビューを削除してもよろしいですか?
削除すると元に戻すことはできません。