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立花隆 / 講談社現代新書 (15件のレビュー)
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bookkeeper0
東大教養学部で行われた「人間の現在」の講義を元にした講義録ということであるが、この本では講義では30分ほどの言及であったはずの、ティヤール・ド・シャルダンの超人間に関する説明で後半は占められている。 …面白い発想であるとは思うが、この部分はもっと少なくてよかった。続きを読む
投稿日:2024.03.01
ケンジ
この本で書かれている進化についての考え方は、初めて知りました。とても興味深く読めました。 そして、この本が1996年の大学の講義録であることやその考え方を提示したテイヤール・ドシャルダンが20世紀前半…の人であることに驚きました。続きを読む
投稿日:2023.10.28
kohamatk
著者が東大教養学部で1996年に行った「人間の現在」という講義を基にしており、「新潮」に連載された第13~24回までをまとめたもの。イエズス会の司祭であり、古生物学者でもあるテイヤール・ド・シャルダン…を軸に展開している。 社会ダーウィニズム論は、ハーバード・スペンサーに始まり、 19世紀から20世紀の初めにかけて、世界中で大いに流行った。優勝劣敗、弱肉強食の世の中を肯定するため、帝国主義や植民地も悪くないし、弱者が差別を受けるのも仕方がないと考える。アメリカでは、資本主義の下で弱肉強食の競争をやるべきだという考え方の基本理論になり、ナチスでは人種的に優れたアーリア民族が世界の支配者になるという考え方の基礎になった。また、劣等者には断種させ、優等者にはどんどん子供を産ませて人種改良を図ろうという優生学の思想のもとになった。続きを読む
投稿日:2023.05.07
のじょー
シャルダンの話が印象的。 エレメント数を増やすだけではいけない。それだったら図体がデカい方が強かったはず。複雑性が増すことも進化としては重要なポイント。 人類進化の行き着く先として、「人類全体が1つの…思考回路をつくる」というのがシャルダンの考えらしい。これって、なんかガンダムでいうところのニュータイプっぽくて興味深い。続きを読む
投稿日:2023.03.23
toridonjazz
簡単な本ではないが、前半の進化の話は分かり易く説明してあると思う。現在のインターネットやモバイルもAIの環境下であれば立花先生の解説はどう変わったか、聞いてみたい気がする。 テイヤールドシャルダン …人間のやっていることは基本的にすべて知的活動である続きを読む
投稿日:2023.02.22
ちひろっく
生物はなぜ死ぬのかを読んで、あっ難しい面白いかと言われればわからない、領域だと思って少し諦めの中、手に取った本。 おもしろかった!! 立花隆さんの言う、「目の前のテーブルいっぱいにご 馳走が並…べてあるからといって、無理して全部食べる必要はない」を実践しながら読みました。 メモ 第一巻 オードブル 第二巻 メインディッシュ とういうことは、第一巻でつまみ食いをしすぎてお腹いっぱいにならないように気をつけなければいけないということです。 以下、つまみ食い内容 74 勉強のトラップ エピゴウネ・・ある人間の思想に付き合っている者のこと。亜流 この意味を知ってから日食なつこさんのあの歌を聴くと、ぞわっとする。 後、解が本来ない問題に一生悩む特徴として、解のありうる形やタイプについて考えていないというものがあった。どきっとした。 あとは、現象学の「今ここ」の点を見るとき、点を点としてみるのと、流れの中にある点としてみるのとでは全く違うことに気付かされます。 テイヤール・ド・シャルダンの、見ることの重要性が面白かった。視神経は160万本にたいして、聴神経は3万本。だけど、視細胞は2億で聴覚系の細胞は1万とか。 ということは、視覚は多情報を統合していて、聴覚は想像力で補っているように感じた。 まだまだ。 やっぱまだまだ。。 もう少し経ってもう一回読むとまたさらに面白いタイプの本です。続きを読む
投稿日:2022.09.27
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