【感想】方丈記　不安な時代の心のありかた

冒頭があまりにも有名で、知った気になっていた古典。無常感の背景には火事、大地震、竜巻、飢饉等の天災があったことを初めて知る。また、鴨長明の世間的には上手くいかない人生という背景。今でいうソロ活やミニマ…リストになっていくのもうなづける。私自身のこれからの人生、これからの生き方と向き合わざるをえない、読了感。やはり古典として残っているものには、力があるのだと思った。日本人を作る、大切な要素が詰まっている。続きを読む

人と比べるということは、社会生活の中で必要とされることであるが、どこまでも切りがない。

この本を読むと、いかに現代の競争社会が生きづらいか確認することができる。

著者のモデルのように、独りで生きる…ことも時にはあ厳しいと思うが、足るを知るという点からすると、共感できる。続きを読む