【感想】地図づくりの現在形 地球を測り、図を描く

宇根寛 / 講談社選書メチエ
(10件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • 単なる本好き

    単なる本好き

    昔も今も地図には大変お世話になっております。近代的測量が進み用途に応じた地図が作られ、紙からデジタルの時代へ。テクノロジー進化は地図作成者の意図をどのように表現していくだろう。

    投稿日:2022.12.22

  • 有井 努 Tsutomu Arii

    有井 努 Tsutomu Arii

    現代ほど手軽に人が地図を使っている時代
    はないと思われます。

    しかも持ち歩く必要もありません。

    では、その地図はどうやって作られている
    のでしょうか。

    日本では伊能忠敬氏が「実測」して作った
    図が始まりと言われていますが、そこか
    らどのような歴史を経て現代の地図へ進化
    したのでしょうか。

    そんな地図の変遷を学べる一冊です。
    続きを読む

    投稿日:2022.02.04

  • 月猫夕霧

    月猫夕霧

    国土地理院にいた技術者が国土地理院の地図作成の歴史から現在の地理院地図の使い方まで、地形図に関するあれこれを網羅的に書いた本です。講談社メチエなのでもう少し固めな内容なのかと持っていたのですが、現代新書かブルーバックスに入れても良い柔らかさ、というか新書にしていろんな人に読んでもらいたい本です。地形図の作成方法をこれだけ丁寧に説明した本は他にないと思うので、参考になりました。続きを読む

    投稿日:2021.08.03

  • kun92

    kun92

    いや、面白かった。

    そもそも地図とは何か。
    25000分の1の日本全国地図が、平成も後半になってやっと完成したってのも驚く。

    昔は本当に職人芸だったんだ。
    そういや、最近本屋でもあのでかい地図のコーナーを見ることが少なくなった。

    地理院地図が見れるアプリ落としちゃったよ。
    続きを読む

    投稿日:2021.07.23

  • usagiguti

    usagiguti

    日本の地図づくり創世記のダイナミズムを感じることができる良本である。Web地図で見られるように、先端技術を使って割りと容易に地図制作できるイメージがあったが、考えが180度変わった。温故知新 - 地図制作に興味がある方は是非とも。続きを読む

    投稿日:2021.06.01

  • polyhedron

    polyhedron

    とても勉強になる良本。
    国土地理院に40年奉職した技術者が著者なだけあって,地図の基本はもちろん,明治以来のアナログ(三角点/三角測量・水準点/水準測量)から近年のデジタル(電子基準点/GNSS測量・測地VLBI観測・航空レーザ測量)という地図作りの変遷が実感を込めて語られる。図版も多用していて大変分かりやすい。

    例えばこのオルソ画像(オルソはたぶんオーソゴナルの略)。
    航空写真では飛行機の真下以外の(高さのある)物は倒れ込んで写ってしまうので,地図として使うには撮影後に修正する必要がある。国土地理院が公開する空中写真ではこの正射変換を必ずやっているそう。
    https://www.gsi.go.jp/gazochosa/gazochosa40002.html

    一方Google Mapの航空写真は地図なのに正射変換をやってないのかも。手軽で使い勝手が良いからって多用されてるけど,利用者侮られているのでは…?
    https://twitter.com/Polyhedrondiary/status/1371589741620064256?s=19
    続きを読む

    投稿日:2021.05.07

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