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篠田真由美 / アドレナライズ (13件のレビュー)
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十月キョウ
ぶっちゃけかなり読む人を選ぶ系の作品だと思うが、はまる人はどっぷりはまる系の作品。 そしてわたしは深みにはまる側の人間でした。 この短編集にある「ふたり遊び」と言う短編を読んだのはおそらく中学生か高校…生の頃、「青に捧げる悪夢」というアンソロジーで読んだ。 このアンソロジーで篠田真由美先生の名を知ったのだが、これがまあ「謎めいていてキラキラとしたファンタジーじみた修飾が満載の耽美系な世界の中で姉と弟が愛憎渦巻く物語」というどこまで癖が強いねんというものだった。 そんな作品を思春期に浴びるとどうなるか。 まあ狂ったよね、性癖。 以来、闇を感じさせる耽美系とか愛憎渦巻く兄弟姉妹ものとか共依存ものとかを定期的に摂取しないと満足できない身体になっちまいました。 篠田先生、責任とってください。 ふたり遊びの紹介しかして無いですが、全編そっち系統のお話ばっかりなので、これ読んでどうか皆さん性癖を拗らせてください。 それだけが私の望みです。 続きを読む
投稿日:2022.07.30
道標
どうにものめり込めなかった…。 雰囲気や展開は皆川博子さんに近しいものを感じたんだけど、ちょっとした言葉遣いや生々しさが原因なんかなぁ。
投稿日:2021.09.23
marimoco
篠田さんらしい7つの短編。 どれも妖しくて幻想的で、ちょっと退廃的で。アジアとヨーロッパ、現代と近代が入り混じり、独特の雰囲気が漂う。この世界観は篠田さんならでは。 螺鈿というと、見る角度によって…色を変え、それ自体が幻想的でオリエンタルな異国情緒を掻き立てる。そんな小箱に大事に収められたものとは。 本筋に深い関わりがある訳ではないけど、螺鈿の小箱という道具立てに秀逸さを感じる。 どれも面白かったけど、ラストがゾクッとする「双つ蝶」「ふたり遊び」、私の好きなメディチ家が出てくることもあり「春の獄」が特にお気に入り。続きを読む
投稿日:2018.08.20
chie0305
初めて読む作家さん。7つの短編からなる。 表紙の美しさに惹かれ手に取った本だが、内容も負けていない。官能的、耽美の世界。「双つ蝶」「春の獄」が個人的に良かった。
投稿日:2017.12.21
はるひ
幻想短編集、といった感じか。 東洋と西洋、現代と近代が入り交じり、 エキゾチックであり、エロティックでもあり、 ≪ここではないどこか≫≪いまではないいつか≫という不思議な雰囲気が漂う。
投稿日:2014.02.16
ゆみみゆ
全部の話の要素を少しずつ繋ぎ合わせて、一篇の長編にしたら、非常に萌え~な話になる気がいたしました。 なんといっても「象牙の愛人」ですね。これはイイ。
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