【感想】会話の「しんどい」がなくなる本

ビジネスフレームワーク研究所 / 青春文庫
(1件のレビュー)

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ブクログレビュー

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  • てつ

    てつ

    会話を楽しく進めるには「聞く力」が不可欠、゛相手に9割話してもらう〝つもりで臨む―この手の触れ込みは今までも聞いたことがあり、別段、新鮮味がなかったが、タイトルにつられて読んでみようという気になった。だが、読みはじめて、すぐに自分には合わないというか、あらためて得るもののない本であることがわかった。この本の対象は明らかに社会人になって間もない若い人や会話に自信のない人たち。その人たち向けに会話の入り方、相づちの打ち方、ほめ方、質問の仕方などについて、ごく短いフレーズを次から次へと例示し、簡単な説明文を付けただけのシンプルな構成。さーっと流せるが、現場でのケースバイケースで勉強しながら自然と身につけていける表現がほとんど。ある程度、社会で経験を積んだ人にとっては当たり前過ぎるし、誰でも語れそうな内容が羅列されているだけと感じてしまうのでは。
    あえて、役にたったかなと思ったのは以下の数点。
    ・同情の気持ちを無難にスマートに伝えるのが「お察しします」
    ・ほめる時に「その品は売れてるんじゃないですか?」などと、質問形にした方がいい。一般に質問形でほめると相手はその質問に答えることをきっかけにして口金軽くなるもの。
    ・相手が病気をして退院後を気遣うときは「ご病気いかがですか」などと「病気」という言葉を使わず「入院なさったんですね。いかがですか?」などの表現にすべき。
    ・自分の話を相手がどう受け止めたか確認するには、「何かわかりづらい点はございませんでしたか?」、「これでご質問の答えになっていますでしょうか?」、「ここまではよろしいでしょうか?」など。
    ・会議中、話の長い人には「手短に願います」ではなく、発言が途切れた時に要旨をまとめて「○○ということでよろしいでしょうか?」と聞き返すのが得策
    ・相手と意見が食い違う時に「別の角度から見るとこうなりますが、いかがですか?」と切り出せば相手を傷つけず相手の意見のデメリットを指摘できる。
    ・相手のいうことを確認し、その言質を取るための聞き方「○○と考えてよろしいのですね」
    ・相手の話が抽象的で分かりにくい時は「たとえば、どういうことでしょうか?」と具体例を出させる。
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    投稿日:2021.06.27

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