【感想】やばいデジタル “現実”が飲み込まれる日

NHKスペシャル取材班 / 講談社現代新書
(15件のレビュー)

総合評価:

平均 3.8
1
9
3
0
0

ブクログレビュー

"powered by"

  • おとん

    おとん

    フェイクは困るが、そもそも我々庶民に真実が知らされる時代、あったのだろうか?とはいえ、見抜いていかねば…。

    投稿日:2023.06.19

  • おおたろう

    おおたろう

    【きっかけ・目的】
    デジタルは便利だと思う。スマートフォン、人とモノを繋ぐIToO技術であったり。
    1995年にマイクロソフトがWindows95をリリースして以降、すごくネット技術は向上した。日々の生活に欠かせないものになった。

    個人的には、今年になってからテレビ、新聞、ラジオ、読書、ネット決済(買い物)、銀行手続き、スケジュール管理はては健康管理など大体のことは、スマートフォンを使い常時ネットに繋がっている生活になっている。

    いわゆるインフラとして完全に機能しているのでないと困るレベルにまでなっている。

    そうなると気になることも出てくるわけである。

    ビックデータという言葉が流行った時にデジタル上の情報がIT巨大企業に吸い取られているという事実に鳥肌が立ったが、立っただけでその後はその危険性に気づくわけでもなく便利さに負けてここまで来てしまった。

    【感想】
    まず、読み終わって鳥肌が立ちすぎて気持ち悪くなった。SFを地で行く時代になったということだろう。ドラえもんの世界観は21世紀になってもできないが、ネット空間を中心に便利さ故に知らない内にあらゆる「しこう」(志向、嗜好、思考など)の痕跡を各サービスのアカウントやメールアドレスに残した結果、デジタルツインが生まれる。

    そして悪意の第三者によって完全にすべてが乗っ取られる。

    フェイクや詐欺、プライバシーの侵害あらゆる事件の温床になっている。

    これを利便性のリスクととり倫理観との狭間で規制をどのように取り入れるのか。政治や行政、民間によるサービス(ショッピング決済など)が対策を如何に取り入れていくのか注視していきたい。

    【終わりに】
    これを読んで「ハイペリオン」というSF小説を思い出した。敵役に人口知能AIが登場するなかなか手の込んだ小説だった。後、もう一つ思い出した小説があるのだがネット草創期に起きた致死性パソコンウイルスについての海外サスペンスだが、タイトルを思い出せない。
    今回読んで思い出したのは図らずもデジタルという仮想空間で「何か」が生まれるという点だ。しかも悪意の第三者という位置づけだ。
    デジタル空間は規制のない状態だ。故に悪意が蔓延るということなのだろうか。なかなか興味深い。
    続きを読む

    投稿日:2023.05.20

  • ハナハル

    ハナハル

    なるほどな。怖いな。
    でも、どうする事も出来ないな。
    せめて、踊らされることの無いように。
    そんな感じですかね。
    読んでおいて良かったと思います。

    投稿日:2022.01.11

  • H.Sato

    H.Sato

    政治家はみな偽のフォロワーやボットなどを持っている。なぜなら対立する相手広報が偽のおフォロワーやボットを使って世論操作をしかけてくるから。フェイクニュースの役割は政治キャンペーンにおいて非常に重要。非常に拡散力が高いから。続きを読む

    投稿日:2021.12.06

  • hiro1548

    hiro1548

    スマホとSNSをはじめとするデジタル世界の進歩は日進月歩。その影響力を管理することはできず、当然対応は後手になる。フェイクにどう対応していくのかには時間がかかりそうだ。それ以上に驚くのはデジタルツイン。便利なツールを使えば使うほど、デジタルツインの確立精度は高まる。本書の例ではプライバシーは露わにされていた。おっそろしい技術があるもんだ。不安はあっても便利さは手放せないのが実際のところ。
    うーん、そんなに何もかもが便利にならなくてもいいや。
    続きを読む

    投稿日:2021.11.13

  • bachbygg

    bachbygg

    NHK番組の本。フェイクニュース、デジタル監視、デジタルツイン、プライバシーデータ活用の問題など、番組で紹介できなかった部分も含む。 インターネットスマホの普及により便利になった一方で、フェイクニュースが蔓延して社会問題になっている。 フェイクとリアルの境界があいまいになって、ネットリテラシーの低い人は何が正しいか判断できず、自分の嗜好に合う人の情報や誤った情報を鵜呑みにする傾向になってきている。 また、ビッグデータを活用すると、個人の行動を推定することができるため監視ツールに利用することもできる。 読んでいてこの先の展開が恐ろしくなってきた。
    昨年中国スマホの情報流出の危険性が話題になったけれども、すでにアメリカの SNS にも個人情報は流出している。中国アメリカ いずれにせよ情報は流れてしまっているわけだから、覚悟して使うしかないと思った。
    続きを読む

    投稿日:2021.08.05

Loading...

クーポンコード登録

登録

Reader Storeをご利用のお客様へ

ご利用ありがとうございます!

エラー(エラーコード: )

本棚に以下の作品が追加されました

追加された作品は本棚から読むことが出来ます

本棚を開くには、画面右上にある「本棚」ボタンをクリック

スマートフォンの場合

パソコンの場合

このレビューを不適切なレビューとして報告します。よろしいですか?

ご協力ありがとうございました
参考にさせていただきます。

レビューを削除してもよろしいですか?
削除すると元に戻すことはできません。