【感想】捜査組曲 東京湾臨海署安積班

今野敏 / ハルキ文庫
(10件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • honno-遊民

    honno-遊民

    題名の「組曲」通り、安積班のメンバー各人がそれぞれの視点で事件に対応する様を描いた短編集。
    「カデンツァ=無伴奏の即興曲」「ラプソディー=狂詩曲」「オブリガート=対旋律」「セレナーデ=小夜曲」等、各短編の題名も音楽用語を付し、さながら輪舞曲(ロンド)の様相を呈している。
    今回は班員だけでなく、「シンフォニー」では、鑑識係の石倉が主役となり、係への待遇の不満を爆発させる。
    「ディスコード=不協和音」では、チョイ役でしか顔を出さない榊原刑事課長がなんと主役となって、強行班の二つの係への対応で苦慮する様が描かれる。
    「アンサンブル」では、安積に対抗心を燃やす相楽がが、安積のプライベートを考慮するという男気を発揮し、相楽の思いがけない一面が見られる。
    どの短編も、さして大きな事件は起こらず、登場人物たちの人物像を浮き上がらせる話となっていて、彼らの人となりをより理解でき、このシリーズにより深入りしてしまいそう。
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    投稿日:2023.04.19

  • Tbshin

    Tbshin

    自分がミュージシャンなので、タイトル買いしたんだけど、予想を裏切らない内容だった。音楽用語の各章のタイトルが内容とうまくリンクしていて、うーんやるなぁと思った。

    投稿日:2022.12.20

  • midori

    midori

    今回も安定のおもしろさです。
    いろんな人からみた目線で話が進んでます。
    カデンツァ→安積さん
    ラプソディー→安積さん
    オブリガード→相楽さん
    セレナーデ→水野さん
    ゴーダ→黒木さん
    リタルダント→桜井さん
    ダ・カーポ→村雨さん
    シンフォニー→石倉さん
    ディスコード→榊原課長
    アンサンブル→安積さん
    須田さんバージョンは無かったですね。
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    投稿日:2020.03.02

  • tuppence

    tuppence

    あいかわらずの安積班で、安心して読むことができる。
    メンバーそれぞれの語りなのも面白い。
    ドラマの再放送を見ているので、ついあのキャストで
    読んでしまうw

    投稿日:2019.06.04

  • さや

    さや

    安積班シリーズの短編集。
    1タイトルずつ音楽用語をつけていてその用語の意味と登場人物を照らし合わせている。
    シリーズの登場人物たちを一人ひとり丁寧に描いていて安積班長以外の登場人物が生き生きとしてて安積さんの視点だけではないところが新鮮だったり。
    余り性格が分からない人たちのちょっとしたエピソードで実はそんなに悪い人じゃないのだと知れて味のある1冊でした。
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    投稿日:2018.11.25

  • 館長

    館長

    (収録作品)カデンツァ/ラプソディー/オブリガート/セレナーデ/コーダ/リタルダンド/ダ・カーポ/シンフォニー/ディスコード/アンサンブル

    投稿日:2018.04.05

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