【感想】弘兼流 やめる!生き方

弘兼憲史 / 青春新書インテリジェンス
(8件のレビュー)

総合評価:

平均 3.4
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ブクログレビュー

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  • ender

    ender

    歳を取ったらいろいろなものを捨てて身軽になりましょうという内容の書籍は多いが、何でもかんでも捨てれば良いということではなく、要は取捨選択をすべしということであろう。

    「60歳からの生活で大事なのがダウンサイジング」とか「「死」という変えられない現実で悩むよりも、自分の力で変えていける「生」という現実に目を向けて生きたほうが、人生は有意義なものになるはず」など、示唆に富むメッセージが多いが、平易な文章ですんなり受け入れられた。

    「ストレスを気にするよりも、自分が楽しく没頭できることを見つける。それができれば、余計なストレスに煩わされなくなるだけでなく、人生においていろいろなメリットがあるということ」ということに納得。
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    投稿日:2022.10.15

  • TORUAK

    TORUAK

    弘兼憲史さんといえば「課長 島耕作」の人だけど、そんなご高齢とは知らなかった。

    「やめてみなはれ」の考え方。
    60歳からは先行逃げ切り、体力が必要な楽しみを後にとっておくのはやめておけ…か。
    その通りなんだろう。経験からのお言葉か。
    体動かす楽しみはいまのうち。
    正義をかざして争わない。
    60過ぎたら反省も後悔も時間のムダ。
    ひとりで楽しめる人生は豊かである…

    もういい年なんだから肩の荷を下ろして身軽になれってことなんだね。
    これからはワガママに生きればいいんでしょうか。
    これまでもワガママなとこあったけど。
    もう無理にいい人である必要はないってこと。
    賛成です。

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    投稿日:2022.09.19

  • はっしー

    はっしー

    印象に残った箇所については、以下のとおり。

    【P48】いくら悩んでも自分で変えることができない現実に対して、不安を抱いたり、悩んだりしてストレスをためるくらいだったら、僕はその時間を無駄にせず、自分で変えられることに目を向けて、人生をより楽しく、豊かにしたいと考えています。

    【P70】最初から争うつもりがなければ、ムキになることもなく、ストレスを感じることもないのです。

    【P72】日本には「水に流す」という習慣がありますが、あれは日本人が大切にしてきたプラス思考ではないかと思います。

    【P82】ストレスを気にするよりも、自分が楽しく没頭できることを見つける。それができれば、余計なストレスに煩わされなくなるだけでなく、人生においていろいろなメリットがあるということです。

    【P185】社会貢献という言葉を使うと、ちょっと堅苦しい感じがしますけど、つまるところ、人間は生きている間に誰かの役に立てることが最大の幸せなのではないかと思うのです。
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    投稿日:2022.08.07

  • sumissy

    sumissy

    マンガ島耕作シリーズの弘兼憲史ひろかねけんし氏。60歳からの生き方アドバイス。
    ・楽しみを後回しにするほどそんな事は無い。
    特に体力を必要とすることに関しては後に楽しみを取っておくのはやめたほうがいい。仕事をリタイアする時までに楽しみに取っておこうと思っていてもその時にはもう体が言うことを聞いてくれない方もしれません。
    ・60歳からの友人はたくさんはいらない。
    若い頃に飲み屋で会社や上司への不満を言いやったような口をこぼす寒気は60歳を過ぎたらもう必要ありません。口がその時だけのストレス解消になるかもしれませんがそこから何のプラスの要素は生まれません。口も不幸と同じように伝染する間ですからそういう場には毒を吐き出したい奴が集まり、不平不満と言うネガティブな感情が伝染していきます。
    ・ほどほどに頑張る。
    歳をとっても働ける間は働いていたいと思っている高齢者が多いのは、適度なストレスが刺激となって生活にハリを与えてくれるからでしょう。ストレス過剰に気づく光を最近飽きる、だるくなる、痛くなると言うのはこのままの状態を続けていると体が疲労して危険な状態になりますよと言うサイン。
    ・没頭し、集中できる3つの時間帯。
    1000年ほど前の中国の欧陽脩おうようしゅうと言う文人が使った言葉に三上さんじょうと言われるものがあります。文章考えるのに都合が良いのは「馬上ばじょう、枕上ちんじょう、厠上しじょう」の3つの場所で馬に乗っている時、寝床に入っている時、便所に入っている時と言う意味です。
    ・60歳からの麻雀デビューのすすめ。
    麻雀を知らないと言う人はこれから覚えてもいい。今はインターネットゲームやスマホのアプリで趣味レーションできるので覚えるのは簡単だと思いますね。ネット麻雀はAIを相手にするものと同時にアクセスしている3人の相手と実際に勝負するもあるのでAI相手に一通り覚えたらネット上のどこかの誰かと勝負しているといいですね。そして牌を手にするリアル麻雀にデビューすればいいでしょう。将来老人ホームに入ったとしても良いコミニケーション手段となりますから、一生楽しめる趣味になると思いますよ。
    ・ピンチに立ち向かわないからこそ解決策も見えてくる。
    窮地に陥ったら逃げたほうがいい。こんなみもふたもない言い方はどうなのかと思われるかもしれませんが、これは人生の鉄則だと思います。困難やストレスのある状態から逃げたいと思うのは、自己防衛本能だから悪いことじゃない。逃げることによって誰かに迷惑をかけるのであれば、それはよく考えなくてはいけないけれど、自分のプライドを守るためだとか、批判を気にして逃げられないと言う理由で、わざわざ求人立ち向かう必要なんて全くないんですね。窮地から脱する方法を考えるにしても、一旦その場から離れた方がいいのです。感情的になっているときは緊張している状態で物事を考えても良い解決策を送りません。とりあえずそこから離れて、冷静になる時間を作った方が良いのです。島耕作は何度となく窮地に追い込まれていますけれど、そんな時はもうがいたりせず流れに身を任せるんです。
    ・ピークの6秒間を上手にやり過ごそう。
    アンガーマネジメントでは、ストレスの原因となる怒りの感情を抑える具体的な方法をいくつも学ぶことができるんですがその中で基本とするのが6秒ルールとタイムアウトと呼ばれるものです。6秒間を何とかしてやりすごせば興奮状態が緩やかに収束へと向かう。この6秒間をやり過ごすためにいくつかのセルフコントロール方法が提唱されているんですが手っ取り早いのはとりあえずその場から離れて感情を抑えるタイムアウトと言う手法です。
    ・孤独を恐れずのをやめる。
    島耕作は有能な組織人ではありますが徒党を組みません。「こんにちは和して同ぜず、小人は同じね和せず」と言う言葉を縁と言うようなこのキャラクターも僕が群れるのをきらったことから生まれています。
    ・世界で話題になった日本人のikigai
    日本人の生きがいを表すベン図。2016年にスペインで出版されたikigaiと言うタイトルの本は日本のIT企業で10年以上働いたスペイン人が書いたが、そのベン図の中に「お金になることを」と言う項目が存在してくる事は日本人取ってみると違和感ありますよね。2017年にイギリスの出版社が依頼して、脳科学者茂木健一郎さんが「ikigai、日本人だけが長く幸せな人生を送る秘訣」が2018年に出版されています。その本の中で茂木さんは、日本人の「生きがい」になっているのは、毎日早起きして気持ち良い朝を迎えるとか、身の回りの物事に自分だけの小さなこだわりを持つといった、お金儲けや社会的地位とは無縁ところにある、到達点や目的ではない「終わりのない目標」でそれを仕事で成功する、財を成す、出世すると言うように、人生で何かを成し遂げる達成感と同じような価値観を持っているのだ、と語っています。日本人が感じる生きがいをベン図で表すのであれば、お金になる事を抜かして、「好きなこと」「得意なこと」
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    投稿日:2021.10.06

  • koke0824

    koke0824

    このレビューはネタバレを含みます

    何かをやめることで、得られるものがあることを説いています。

    私たちの、いかに多くのことに縛られているかが改めて浮き彫りになる内容です。軽いタッチなので、あっという間に読み終わりました。

    サブタイトルに「60歳からの前向き人生のすすめ」とありますが、若い方にも通用する考え方だと思います。

    必要でなければ、やらなきゃいい。それをやらなければ、代わりに本当に必要なことが得られるはずだと、私も思います。

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    投稿日:2021.04.15

  • kellykelly

    kellykelly

    ノルウェーの鯖は、1番美味しい脂が乗った時期に制限した量を獲って冷凍してるから、安くて美味しいらしい。

    怒った時は6秒我慢するとか、その場から場所を変えるとかすれば、抑えられる。

    投稿日:2021.02.23

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