【感想】論語知らずの論語読み

阿川弘之 / 講談社文芸文庫
(3件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • 麦の海

    麦の海

    各話のエピソード自体は面白いが、論語に無理矢理当て嵌めてるところも見受けられて、少し読み進めづらかった。。
    ただ、論語の解釈自体も人それぞれだと思うので、自身の解釈と著者の解釈があってなかっただけかもしれない。続きを読む

    投稿日:2018.08.28

  • root3

    root3

    これなんかも,『論語読みの論語知らず』より有名になるかも~鉄道を始めとする乗り物好き。短編小説を見せて志賀直哉の門下の一員となる。中学時代に論語を知るが,昭和51年夕刊フジに随筆を書くことになり,テーマとしてふと思いついた論語を選ぶ。上野毛の隠居(吉行淳之介)や町田の大家さん(遠藤周作),本屋の赤門堂(三浦朱門),松原万峯楼の若旦那(北杜夫)を登場させ,ああでもない・こうでもないと喋らせる。論語の指南役の二信亭田句馬(中国文学者・駒田信二)が登場してきて,小人とはオカマの事かも知れないと言わせる。鬼のおくびは,中央公論の編集長・宮脇俊之らしいが,よく知らない。その他,佐藤愛子や倉本聰なんかが出て来て,平岩弓枝なんかも出てくるね~大正9年(1920)広島市生まれ。東大国文を出て,海軍に志願。ポツダム大尉となる。28歳(1949)で結婚,30歳(1951)長男・尚之出生。32歳(1953)長女・佐和子出生。40歳(1961)次男・知之出生。51歳(1972)三男・敦之出生。この本,元は歴史的仮名遣いで書かれていたが,文庫化するに当たって,現代仮名遣いに改めた。いつ死んだんだっけと調べたら,何も書いてはいないが,まだ生きている。娘が恐い(怖かった)と書いているが,述而篇で「家でくつろいでいる時…(中略)…もし娘の筆で如実に描かれると,少し面白すぎるおそれがある。娘だけではない。「先には死ねないよ。死んだらあいつのこと最低三百枚は書けると待ち構えているからね」ところで(後略)」・・あっ,書き写していて気がついた。最初は娘よりも長生きする積もりだと思ったのだが,そうではない。文壇の友よりも長生きしないと何を書かれるか分からないことを心配したのだった。齢94,5! 昨日まで一緒だった友人の父で,デボネアを設計したエンジニアは91歳で認知症の妻の世話をしているらしいから,君も長生きするよと言っておいた続きを読む

    投稿日:2015.03.09

  • awabeer44

    awabeer44

    今から30年以上の新聞連載だが全然古くない。阿川節がさく裂し、大変面白い。ほぼ同時期にでた「あくび指南書」を探して再読したい。
    氏にはこの震災後の日本の指針を指示(さししめ)して欲しい。

    投稿日:2011.03.27

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