【感想】濃い人々

群ようこ / 講談社文庫
(3件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • tougo

    tougo

    出てくる書籍
    谷崎潤一郎 台所太平記
    林芙美子 放浪記
    チャールズ・ブコウスキー 死をポケットに入れて
    カーソン・マッカラーズ 結婚式のメンバー
    織田作之助 夫婦善哉
    岡本かの子 食魔
    江戸川乱歩 黒蜥蜴
    パトリシア・ハイスミス 女嫌いのための小品集
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    投稿日:2022.08.19

  • 道標

    道標

    『ルーシー・ショー』のルーシーのドタバタぶりに目をみはり、『夫婦善哉』のダメ亭主に尽くす蝶子をみては、他人のお金をあてにする生活を夢見たことを自省。また、酔っぱらい作家・ブコウスキーの“くそったれ”人生には喝采をおくる。古今東西の達人たちが描いた作中人物を語る、群節全開の痛快エッセイ。(表紙裏)

    目黒浩二さんの著作より、群さんにたどり着く。
    …んだけど、今のところ、合わない。
    文章というより、好み的なものなので、以下続刊はちょいと見合わせ。
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    投稿日:2019.01.18

  • 山本 あや

    山本 あや

    たくさんの名著の中の作中人物と
    その著者に焦点を当てつつ書かれたエッセイ。

    活き活きとした生活と人の関係のあった時代の
    お手伝いさんたちが魅力的な、谷崎潤一郎「台所太平記」。

    酔っ払いだけれど、酒に負けず
    歳をとるほどパワーを熟成させていった
    老人力全開! ブコウスキー最晩年の日記
    「死をポケットに入れて」。

    新たに読みたい本への出会いを導いてもらいつつ、
    「怒ることなく生きたい」と願い、
    禅や聖書を読んでは「何だ、こりゃ」と突っ込み、
    菜食にすればいいと試みるが肉が食べたくなり、
    精進料理の本を見ただけで面倒で閉口し、
    座禅しようにも結跏趺坐ができず断念。

    次は正座で瞑想だ!と思うも、足がしびれまくって
    瞑想どころでなくなり…。
    それなら!と、おばあちゃん座りで瞑想をしたらうたたねし…。
    怒りをぐっと抑えようとして怒りが肥大した。

    群さんの雑念と煩悩が爽快で、
    結局どの著書よりもどの作中人物よりも
    郡さんが一番おもしろく"濃い人"だった快作。
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    投稿日:2013.10.14

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