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中山七里 / ハルキ文庫 (36件のレビュー)
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しおしお
このレビューはネタバレを含みます
中山七里さんには珍しく、少し最後の展開が早急だったような、、?中山七里さんの描くどんでん返しが大好きなので期待していただけに、少し残念(中山七里さんファンはそこを期待して手に取りますよね?!)。でも、言葉選びのセンスというか、こんな言葉で描くか!という驚きを今作品でも味わうことができたので満足です(私はこの要素も中山さんの小説を読む時に期待ポイント)。夜がどれほど暗くても、というタイトルの通り、暗いトンネルもいつかは終わるというような、深い絶望の後に明るさを添えて描くところが、中山七里さんっぽくて好きです。 p173「わたしはともかく世間はあなたを批判していますよ」「〇〇には申し訳ないと思わないのですか」「良識に照らし合わせていかがなものか」全ては己を安全圏内に置きながら、世間やら良識やらを盾にして気に食わない相手を叩いているに過ぎない。己一人では影響力がないのを誰よりも知っているから、大樹に隠れて石を投げているのだ。そうした有象無象の思惑の集合体が正義になる例が少なくない。 私たちはSNSを日常的に使っていて、それによって自分が「追う側」だと勘違いしているのではないか?私たちはいつでも「追われる側」に陥る可能性があり、その時に「追う側」の醜悪さに気づく、それはとても残酷だと思った。
投稿日:2024.05.06
春之助
中山七里さんにしてはちょっと珍しい路線!前半は地獄絵図で辛すぎました…… いつしかの調べによると、誹謗中傷を行う人は1%にも満たないそうですが、纏まるとすごい数になってしまう。 あまりにもドン底な日々を見せつけてきたあとの、奈々美ちゃんと志賀さんの奇跡シーンは嬉しすぎました。 いいじゃないの、そんな展開があったって…! 本当よかった…残された人間全てに希望と幸あれ…
投稿日:2024.03.08
追浜の読書家
2/3くらいまでサスペンス性も無く鬱展開で面白くない。 最後で怒涛のの無理クリ展開 エピローグも短く呆気なかった。
投稿日:2024.02.14
waka
今の時代によくあっているなと思った。傷口が見えないから平気で傷つけられる。本当にその通りだと思った。自分だけが被害者、自分だけが可哀想なんて思うもんじゃないなと。弱いものいじめて何が楽しいんだかって思…うけど、結局人間の恥ずべきところかつ真理なんやなって思う。続きを読む
投稿日:2024.01.17
たこやき
あらすじで期待していたほどではなかった…。ストーリーの立ち上げは面白いけど、話が進むにつれて何だか無理やりまとめていってる感があり、、、。「事件の真相」「仕事」「家庭」の3つの要素のうち、仕事のことは…何も解決しないまま終わったし、家庭面もあまりに簡単に着地してしまったのでご都合感が残った…。被害者の一人娘との接触エピソードも、ちょっと理解しがたく…。それは無いんじゃないか…という気がして…。 WOWOWで映像化されてたみたいなので、ドラマだとどう見えたのか気になる。ちなみにこの作家さんの本は何作か読んだけど、総じてどれもあらすじから想像してたほどではないような、、、自分の好みには合わないのかも。続きを読む
投稿日:2024.01.07
きじお
うーん。。 スクープする方からされる方、被害者側・加害者側、そしてその家族が味わう絶望。 誰しもが突然そうなる可能性がある中、救いはあるのか。 そんなことを投げかけてくる作品なんだろうなと思いながら…読み進めていくと… その終わらせ方、有り?続きを読む
投稿日:2023.11.17
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