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チョ・ナムジュ, 小山内園子, すんみ / 筑摩書房 (44件のレビュー)
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ico22
『82年生まれ、キム·ジヨン』の作者による短編集 様々な女性たちへ実際にインタビューした話が基になっているからか、一話ずつ心にせまる切実さがあった 不当な出来事に流されず声をあげ続ける韓国の女性たち …道筋は厳しく、険しいものも多い 自分がまだ十代や二十代前半だったころに“若い女”というだけで軽んじられた経験を思い出した この本に勇気をもらい、何だか励まされた 日本もまだまだ変わっていかなければいけない、と思う続きを読む
投稿日:2024.03.24
ロッキー
9歳〜69歳までの女性に聞いた話を元にした掌編小説集。虐げられる女性たちのエピソードが辛くて、もやもやして、一気には読めなかった。 今麻薬戦争をモチーフにした本を同時並行で読んでいて、そっちはざくざく…読み進めているので、近い世界のことにしか共感できないんだな、と我ながら情けない。だけど自分に近い世界のことくらい、良くできるよう何かしなきゃという気持ちになった。 日本より更に過酷なジェンダー環境で闘う韓国の女性たち、心から尊敬する。続きを読む
投稿日:2024.03.04
り
年齢・経歴の異なる女性達が様々に登場しますが、どれも自分の身に覚えのあるようなことばかりでした。怒りや悲しみも湧き上がってくる一方で、自分1人ではない、みんなそれぞれ戦っていることに勇気もらいました。… 韓国人はハッキリと主張する人が多いしデモや抗議活動も激しく、日本人とは似ているようで違う人達だと思い込んでいました。 しかし本書をきっかけとして女性を取り巻く環境にこんなにも共通点があると分かり、見習うべき考え方や行動を日本人も積極的に取り入れていく必要があると感じます。 続きを読む
投稿日:2024.02.18
1342081番目の読書家
最後の解説「82年生まれ、A」を読んでから本文を読めばよかった。不条理の中にありながらも逞しく生きる女性に共感したり、びっくりしながら読んでいたが、韓国の社会的な背景がイマイチピンとこなかった。解説で…はそう言ったことが書かれていたので、予備知識としてあったら、本文の味わい方も違っていたと思う。続きを読む
投稿日:2024.01.20
뚱뚱이
全て、全てが良かった。 2018年に出版された本ということで、2023年に読んでも違和感なく読めたということはまだこの社会は何も変わっていないということを感じた。 何度も何度も読み返したい。チョナムジ…ュ作家の本はやはり良い。 自分の語彙力じゃ表現できない良さがある。続きを読む
投稿日:2023.11.16
mii
「82年生まれ、キム・ジヨン」と違って、ノンフィクションの作品集だったので、よりリアルで、読むのが本当に辛く、今の私は1人目の女性のお話で本を閉じてしまった。 今の私はまだまだ未熟なのか、この作品を…「自分への教訓」として客観的に読むことができる日が来るのだろうか…。 本の冒頭でも書いてあったが、この本に出てくる物語の数々のように、「女性であれば誰しもが感じたことのある、やるせない、けれども、ひとまず心の奥底に閉まっておいてしまう思い」を、もう一度引っ張り出してきて、言葉にして発することは、非常に辛く悲しい作業だったと思う。 だが一方で、人間には「忘れる力」もあるんだということも、私は覚えておきたい。 特に女性は、結婚や出産で生じる身の変化にも、柔軟に順応していける、しなやかさが備わっていると思う。 そんな女性に生まれたことを私は誇りに思うし、「女性だからこそできること」を存分に楽しんでいこうと思った。続きを読む
投稿日:2023.07.20
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