【感想】金色の死

谷崎潤一郎, 清水良典 / 講談社文芸文庫
(10件のレビュー)

総合評価:

平均 3.3
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ブクログレビュー

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  • nyanko222

    nyanko222

    •金色の死
    •母を恋ふる記
    は、⭐️⭐️⭐️

    その他は、作品としては面白いけど、好みという観点からはちょっと外れる感じ

    残念

    投稿日:2023.05.21

  • kouhei1985

    kouhei1985

    このレビューはネタバレを含みます

    解説によると、新しい思想、文化の出現、私生活での千代夫人をめぐるトラブルなど、谷崎にとって大正期(関東大震災まで)は試行錯誤の時期だった。

    理想の芸術の実現を目指す「金色の死」、撮った覚えのない映画にまつわる「人面疽」、学級を支配する生徒についての政治的な「小さな王国」、6ページに及ぶ足の描写にあっけにとられる美脚賛歌「富美子の足」、探偵との会話によって次第に真相が明らかになる「途上」など、いろいろなタイプの作品が収録されているが、どれも後の作品に通じる要素を含んでいる。(一見まじめに思える人物が、急に変貌する(正体を現す)というのもそのひとつ)

    レビューの続きを読む

    投稿日:2022.09.20

  • のんべえ

    のんべえ

    小さな王国 読了

    沼倉を中心として学級が社会主義的な構造になっていく様が、異様でありながら興味が湧いてくるそんな気分で読んでしまった

    谷崎潤一郎のイメージとはちょっと違う作風だけど、これはこれでなかなか…続きを読む

    投稿日:2022.02.13

  • Soma Oishi (大石宗磨)

    Soma Oishi (大石宗磨)

    このレビューはネタバレを含みます

    金色の死―谷崎潤一郎大正期短篇集
    (和書)2010年02月10日 22:49
    2005 講談社 谷崎 潤一郎


    良い短篇集だった。以前に読んだことがあるのが何作かあった。

    「小さな王国」は柄谷行人「日本精神分析」に入っていてそこで読んだことがある。

    「金色の死」は印象深い作品だった。

    それぞれ良い作品で、はずれがなく楽しめた。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2020.09.25

  • ryokutya87

    ryokutya87

    これを読み、僕の中では谷崎潤一郎と江戸川乱歩がつながった。怪奇趣味、倒錯趣味、陶酔主義。どちらもいいね!
    「金色の死」:破滅的美意識。
    「人面疽」:幻惑的不条理。
    「小さな王国」:服従の陶酔。
    「母を恋うる記」:孤独な追憶。
    「富美子の足」:フェチズムの虜。
    「途上」:不可解なまでの心理的追及。
    「青い花」:少女に搾り取られる精気。
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    投稿日:2018.08.08

  • 小林晶

    小林晶

    「金色の死」「人面そ」「小さな王国」「母を恋うる記」「富美子の足」「途上」「青い花」。
    谷崎の大正期の短編集。
    「金色の死」は、江戸川乱歩に「パノラマ島奇談」を書かせたという。芸術にとりつかれたような「岡村君」の結末は、とても彼らしい気がする。
    どの作品も読んで損はないが、個人的には「途上」がよかった。探偵もの。この短さで濃い雰囲気、詰め寄り。
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    投稿日:2018.07.01

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