【感想】スタディサプリ三賢人の学問探究ノート(1)人間を究める

松尾豊, 長谷川眞理子, 廣野由美子, スタディサプリ進路 / コルク
(4件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • つーさん

    つーさん

    廣野由美子の本を探していたら本書に出会った。
    この人は、100分DE名著のシャーロック・ホームズ スペシャルに出演していた。で関心を持ったのだ。
    京都大学から神戸大学大学院に進んだ経緯が詳しく書かれていて興味深かった。

    本書は、YAヤングアダルト向けの内容だ。

    儲けものだったのは、松尾豊の生い立ちが読めた事だ。

    またディープラーニングに関しての記載があったことだ。

    AIに関して漠然と何か凄いものだ。人の仕事が奪われる。
    岸田首相が漠然とデジタル社会の構築とか言うけど、アバウトで言ってる本人が分かってるのか。

    短い文章ではあるが、人工知能に関して分かりやすい切り口で書かれているので、一読の価値は十分にある。

    知的好奇心を満たしてくれてので、⭐️4つにしてたけど、
    5つにした。
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    投稿日:2023.10.06

  • はじめ

    はじめ

    このレビューはネタバレを含みます

    古典文学作品は、人間の醜い部分も美しい部分も描いていて、人間を深く知ることができるという気づきが得られた。
    今まで触れたことのないジャンルだが、挑戦してみよう。

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    投稿日:2023.02.12

  • かとのひも

    かとのひも

    このレビューはネタバレを含みます

    〇研究から人間を知る…のかな!
    〇思春期の25年研究!自分は結果を知れるかなあ
    〇文学について勉強になった
    ワタクシゴトに出来るか
    古典をもっと読もう

    ◎人を“熱中”へとかき立てるものは何だろう?
     どんなすごい研究や取り組みも、最初は小さな気付きだった。
     あなたの“熱中”が未来へとつながっていくように。

    「知能はつくることができるのか?」松尾豊
     考えることの好きな少年が「知能をつくる」ことに挑戦する
    ・自分とは人間とは、人間の意識とは一体何なのだろう
    ・考えることはあらゆることに疑問を持つこと
    ・人間の思考も「電気回路」である
     →コンピューターでも実現出来るのではないか
    ・「特徴量」
     …今までは「考える・判断するモデル」判断をコンピューターに教えてあげていた
     …膨大なデータから特徴量を自動的に獲得するディープランニングが開発された
    ・AIは身近で活躍している
    ・研究者ー学者としての研究だけでなく、人々の生活や社会に必要なものの生産や、付加価値の提供などに役立てる視点が必要になってきた
    ・人工知能はまだ出来ていない
    ・情報はあなたが活躍するためのチャンス

    「ヒトはいつ大人になるのか?」長谷川眞理子
     辺境の地で、見て・聞いて・嗅いで、野生動物の研究をしてきた研究者が、「本物」の人間に触れ、その謎を解明しようとするお話。
    ・21世紀のドリトル先生
     前人未踏の地は、ほとんど見当たらない
     ←それでもその場所に行かなければ見られない風景、野生動物の姿がある
    ・「人間は変だ」
    …生活史戦略ー一生の時間配分の中で、いつ頃大人になり、どれくらいの子どもを産み、いつ死ぬかという全体のパターン
    ・ヒトは離乳が早いが、思春期を終え大人になるのが遅い
    ・子どもを産めても大人ではない
    …性成熟の始まりは完成ではない
    ・生物学的には成長率が止まれば性成熟の終わり
    …脳科学では体の成長と脳が完成することは別ー25歳頃
    ・いつヒトは大人になるのか
     「東京ティーンコホート」
     総勢30名のさまざまな分野の研究者が、3000人の子どもを25年かけて追う
     人間の思春期の謎を解明する
    …アンケート調査
    …唾液かのホルモン状態の調査
    …脳画像
    …ご両親の協力
     母子手帳、インタビュー
    …研究者から誕生日のお祝いカードなど、つながりが切れない努力
    ・スマホと生きる子どもたち
    …研究が追いついていない
    …倫理観がつくられる前の年齢で世界とつながるツールを手にしてしまう
    ・ハングリー精神の減少
    ・電池切れしたカブトムシ
     「本物を見る」経験
     五感で体験する

    「物語に描かれている「人間」とは?」廣野由美子
     物語が大好きだった少女が、物語の枠を超えて、「人間の真実」と「物語が人間に与えてくれる力」を世の中に伝えるための研究者になったお話。
    ・子どもが自分で手に入れることができる一番大きな「世界」=本
    ・文学研究とは、何をすることなのか?
     感動だけでなく、深く作品を知り、さらに深く味わうために客観的に分析する
     感動は個人の好みに左右される
    ・「人間の描き方」
     アメリカ文学…極限状態に置かれた人間のあり方からその本質を描こうとする
     イギリス文学…平凡な日常生活の中での人間関係からその姿を描くことに重点を置く
     ドイツ文学…詩を重んじ、哲学的な性質がある
    ・“わたし”物語の語り手は誰か
     一人称…語り手自身の経験したこと知ったこと、感じたことを語る
        …“わたし”の「見る・知る範囲のこと」しか語られない
        …“わたし”はウソをつくこともある、価値観の偏りもある。真実とは限らない
     『フランケンシュタイン』
      ←3人の“わたし”が語る
       ウォルトン、フランケンシュタイン博士、怪物
    ・優れた古典作品は、どこまでも深読みできる
    ・文学研究者の使命
     優れた古典作品を紹介し続ける
     その作品の価値を明らかにし、もっと深く味わうための読み方を示していく
    ・実学とは違う文学
     「文学でしか示すことのできない人間の真実」
     …極限状況での人間の精神力、人間的な生きる力
    ・物語を読むことで語り手の視点を共有し、経験を追体験する
    ・人間の美しい部分も醜い部分も

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    投稿日:2022.05.11

  • かないなつこ

    かないなつこ

    内容はおもしろかったし、高校生が興味を持つにはとっつきやすい気がするけれど、いかんせん分量が少なく物足りない感じがあったので星3つ。

    投稿日:2020.06.03

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