0
吉本隆明 / だいわ文庫 (11件のレビュー)
レビューを書く
総合評価:
"powered by"
airi0729
「この文章は2004年に書かれました」とドヤ顔でアピールされてもなあ、、って部分があった。吉本さんは、事実を淡々と書いているつもりなんだろうけれど、女性が読むには、辛い内容だった。確かに男女は違うのだ…ろうけど、あんまりにも、諦め過ぎていて、辛い。 事実だなあと、受け止めて読んだけど、これを当たり前にせず、古びた価値観だと言える時代になればいいな。 続きを読む
投稿日:2020.04.09
SUNRISE
後半はもはや文学論。 著者の世代においては先進的な考えだったのだと思う。今の自分からすると、あまり目新しい感覚はない。
投稿日:2016.06.16
tokumbo
惹かれ合うという感覚は、どこか懐かしい。 これはしっくりするし、すとんと納得する。 女性はどうしても、時間を細切れにされ 男性の都合のよいように、雑用をこなしてしまう。 それを厭わずにやってしまうとこ…ろも、女の性。 一生平行線だろうけれど、交わり、慈しみ合う 接点を一生かけて求めるのが、結婚だろうか。 洋の東西を問わず、今も昔も 大して変わらないんだなぁ、と 絶望しながらも、諦めも感じる一冊。 戦前生まれの吉本隆明は、やはり進歩的でした。続きを読む
投稿日:2016.01.03
wrath224
恋愛の本質や理想の結婚生活とその背後にある日本の社会的な特質について書かれている。また、文学が恋愛をどう書いているかについても考察しており、その最期に筆者は「いちばん重たい経験は簡単には書けない」とし…ている。恋愛の形態は変わっても恋愛感情の核の部分はいつの時代でも変わらず、私たちが実際に経験する恋愛は、人生においても特別に重みのあるものなのだろうと思った。続きを読む
投稿日:2015.06.07
shichibuzaki
漱石先生の作品が書かれている、ということで知人から借りた本。 漱石先生の作品と、明治という時代の男女の恋愛がどのような特殊性をもっていたか、の批評(とまでいかないけれども)は合点のいく内容であった。…特に、漱石作品のなかで“三角関係”の恋愛模様が多いこと、その根底にあるものは、明治時代において西欧を目指しながらも西欧のような男女関係にはなれなかった当時の人間関係。つまり、「言えない」ことが男女の三角関係を更に複雑化させ、もうどうにもならないところまで追いつめられ三すくみの状況にまで陥ってしまう(その結果として、漱石の代表的作品『こころ』では、2人も自殺をしてしまう)。 また漱石作品の同性同士の関係性、お互いの気持ちのあり方が非常に強く、親密であることも漱石の資質抜きにしても、当時の社会性を表しているとの言説も共感する。 一部共感出来ない部分もあったが、漱石先生の作品をその時代背景と照らし合わせ洞察していることは興味深い。続きを読む
投稿日:2014.02.11
Toshi
悩める子羊wなので、購入>< 三角関係とかの変化球や、文学とからめるぐらいまではありがちだけど、 法律や宗教にまで発展させて論を広げるって、 知識や考えが広いし、深いなぁ。 著者の他の作品も読んで…みたけど、 こうした自分なりの思考を深めてる人って、 人間の厚みきっとすごくあるよな~ ちょいと恋愛に...って自分みたいな人はもちろん、 哲学とか、そうした思想などに興味がある人にもお勧め!続きを読む
投稿日:2013.04.24
ポイントが追加されました。ポイント明細ページからご確認いただけます。
クーポンコードの形式が正しくありません。半角英数12桁で入力してください。
エラー(エラーコード: )
本棚を開くには、画面右上にある「本棚」ボタンをクリック
スマートフォンの場合
パソコンの場合
このレビューを不適切なレビューとして報告します。よろしいですか?
ご協力ありがとうございました 参考にさせていただきます。
レビューを削除してもよろしいですか? 削除すると元に戻すことはできません。