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降田天 / 宝島社文庫 (36件のレビュー)
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オコチャ
意識の戻らない寝たきりの妻と幼い娘を抱える官僚の棚島 雑誌編集者の楓 それぞれが生活に問題や憤りを抱え、匿名の掲示板でも不満を抱き… 完全に盲点だったと言うか、想像できない展開に言葉を失うと共に、…登場人物たちの「些細な悪意」が引き起こした最悪の未来に少しリアルさを感じて怖かったです タイトルの「彼女」は誰なのか 失った、失われた彼女たちがあまりに多い 続きを読む
投稿日:2023.12.11
ちゅび
2人の視点からなる物語。 驚くようなどんでん返しが決まっていて、それでいて随所随所に張り巡らされていた設定が全て意味を持っているため、モヤモヤする部分が全くなかった。 もちろんどんでん返しは凄いのだが…、普段周りの人に自制できているのに、SNSやネット上の相手にはとんでもない言葉の攻撃をすることは、悲劇を生むことにつながるのだなと教訓になる作品でもあった。 続きを読む
投稿日:2023.07.22
Funya
ブログへのコメント等、ネット投稿を通して悪意がエスカレートし、やがて悲劇へとつながっていく様を描いた作品。3部からなる。 * * * * * 主人公は2人。出版大手で編集者を務める綾…野楓と経産省の職員・棚島。この2人の視点での物語が交互に展開されていきます。 互いにストレスフルな職場です。 ささくれ立った気持ちの捌け口を求めるかのように、攻撃的なコメントをネット上で闘わせる2人。 顔も知らない相手への口撃に、読んでいる方ももやもやハラハラが募って疲れるばかりでした。 プロローグでの衝撃的な描写からも、殺人事件が起きるまでの軌跡を辿るだけのイヤミスかと思っていましたが、そんな単純なストーリーではありませんでした。 第3部は思わず唸ってしまう展開で、そのタイトル「真実」に相応しい見事な終章だったと思います。 続きを読む
投稿日:2022.09.13
eri77
このレビューはネタバレを含みます
序章と帯のあらすじで すっかり騙されたまま読み進んで 最後の最後まで勝手に思い込んで えっ? うそやん? そういうこと? 伏線回収で あー ってな小説でした。 面白かった! 強くて嫌なやつ2人の登場人物だと思ったけど やはり 人間は弱い生き物です。
投稿日:2022.09.08
nasunonasuo
叙述トリックの作品ぽさが序盤から香ってくる。だから、叙述トリックが待ち受けてるんだろうなと気構えて読んでしまう。ただ、その展開自体は相応にショッキングで、叙述トリックのためだけの物語にはなってしまっているものの、ハラハラしながら楽しめた。主人公の楓の精神がおかしくなってからは、読みにくさが目立った。ただ叙述トリックってどうしてもご都合主義というか、作者の切り取り方がすごく不自然だから、最後の怒涛のネタバレ描写のときにちょっと引いちゃうんだよな。
投稿日:2022.01.01
かなぶん
記憶を消してもう一度読みたい作品。 楓のストーカーやヒロイン問題と、棚島の家庭がふたりの視点で進んでいくが、2周目と1周目とでは訳が違う。 伏線回収も綺麗で終わり方も収まりが良かった。
投稿日:2021.08.22
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