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村田沙耶香 / 筑摩書房 (93件のレビュー)
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nacchan1713
狂っている。奇書。 信仰の対象や信仰のための行為を理解できない外の人間には狂気としか思えない。 でも誰しもが何かを信じている。私が正しいと信じていることも、理解できない外の人間には狂気に見えるのだろう…か。 生半可な気持ちで手を出してはいけない本。理解できない狂気は読んでいてところどころ気持ちが悪くなる。 読後この話を他者に説明すると、自分の頭がおかしいんじゃないかって思えてくる。なんだよポピ族って。なんだよポーポー様って。笑わずに説明できるか。でもこの作品の登場人物たちは真剣なんだよ。続きを読む
投稿日:2024.04.30
おるん
凄いカオス(笑) 世にも奇妙な物語みたい… 宗教とか信仰って 清くて、聖なるイメージもあるけど、 これは完全にイカれてるほう(笑) 生きていく上で人は、信仰からは 逃れられないっていう見えない恐怖…みたいな… 宇宙が怖い感覚に似てる気がした。 分かる人いるかな?続きを読む
投稿日:2024.04.26
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⚪変半身 読み始めは田舎独特の閉塞感を感じていて、でもここから抜け出せば自由になれる、と思っていたけど。 ここで育ってきた時間は、呪縛みたいに身体に染み付く。 私自身も本当はポーポーで、ニンゲンごっ…こをしているだけの容れ物なのではないか、と思えてくる。 ⚪満潮 夫婦はお互いを尊重していて、ごく普通に社会に溶け込んでいるからこそ、なんだかワケのわからない話とのバランスが頭を混乱させるし、意味不明! でも、意味不明と言ってはいけない雰囲気。。なんやこれ〜(笑)続きを読む
投稿日:2024.03.31
打明
【変半身】かわりみ・かはんしん 小さい信仰にでも安心していたいもの 信仰して劇場で演じながら生活する それが無くなるのが1番怖いこと 知ると信じるの間には無があって 疑い深いつもりが、簡単に色…々と信じてる気がしてくる、"情報・信仰の入れ物" 筒抜けなのか蓋があるのかも分からん 半開きかも 続きを読む
投稿日:2024.03.17
ポール
なんか、すごい作品でした笑 人間は信仰なしでは生きられず、歴史や伝統、世の中のルールなどもすべて誰かに創作された宗教のようなもので、途中でそれがごっそり変わったとしても、人間は何の疑問も持たず受け入れ…て生きてく皮肉な生き物である、そんなメッセージ性を感じました。 ただ、作品の設定、展開が村田沙耶香ワールド全開で、特に後半の『満潮』は世界観が全力ダッシュすぎて追いつけず、ぶっ飛び具合に笑ってしまいました。 でも読んでる間は独特な世界感に浸ることもでき、読後感もあり良い読書体験でした!続きを読む
投稿日:2024.03.06
ハン・ジソン
村田さんの作品はコンビニ人間以来2作品目。2回目でやばいの引き当てちゃったな笑笑笑 とにかく「なんこれやばい」という感情だっけど、引き込まれる何かがあって、クスッと笑えて、面白かった。 変半身は、信仰…することと日常を重ねて皮肉めいたメッセージ性を感じてハッとした。けど終わり方おもろすぎる最高。 満潮は、意味がわからない。奇作。でも終始性的な表現が使われているのに嫌な気がしないし、応援する自分さえいた。村田さん文才恐ろしい。続きを読む
投稿日:2024.01.16
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