【感想】珈琲店タレーランの事件簿7 悲しみの底に角砂糖を沈めて

岡崎琢磨 / 宝島社文庫
(75件のレビュー)

総合評価:

平均 3.7
7
31
24
2
0

ブクログレビュー

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  • リーナ

    リーナ

    短編集で、難解なトリックではなかったので読みやすかった。トリックが難しすぎると、なかなか先に読み進められないので。
    どうして本を読むのか、という話が自分にもストンと入って良かったです!

    投稿日:2024.05.07

  • ことは

    ことは

    このレビューはネタバレを含みます

    短編集だったのでサクサク読めました。
    美星さんの人への温かさ、優しさ、厳しさを感じました。
    ビブリオバトルの話は本当にあったこと、さらに岡崎先生が実際にその目で見たことをもとに書かれたのがすごいと思いました。

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    投稿日:2024.03.05

  • こっふ

    こっふ

    フレンチプレスといくつかの嘘、すごい。
    8ページでこんなにぎゅっとお話の中に入り込めるのがすごい。
    今までタレーランを読んできて、一番感動したお話かもしれない。

    投稿日:2023.12.03

  • レオン【ネタバレなし】

    レオン【ネタバレなし】

    またしても短編集。
    いや面白い…のですが私は美星さんとアオヤマのあれこれが見たくて読んでるので短編集はもうご勘弁願いたい。
    内容はめちゃくちゃ面白いのですがタレーランシリーズではやってほしくないです。
    面白いんですけどね。
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    投稿日:2023.11.08

  • ともこ

    ともこ

    油断した。前作でこのシリーズは完結したんだと思い込んでいた。美星さんにまた会えて嬉しい。

    「本を読むというのは、自分以外のたくさんの人の人生や、考え方や感情や価値観に触れて、自分の人生だけを生きていては決して知りえないことを知る営みだと思うの。それはきっと、人との違いや多様性を受け入れ、広い心を持つことにつながっていく。」

    ぼーっと生きて5歳児に叱られるのは自業自得だから仕方ないとして、知らない故に誰かを傷つけてしまう様な事は出来る限り避けたい。知らない事はまだまだまだまだ世の中にたくさんあって、それをそっと教えてくれる作家の皆様、ありがとうございます。
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    投稿日:2023.11.03

  • isutabi

    isutabi

    ★真に必要としている方のもとには、奇跡が訪れるのかもしれないと私は考えております(p.271)

    【ビブリオバトルの波乱】高校生ビブリオバトル全国大会/決勝の発表順を決める抽選に異常/そのせいで負けたという女子生徒。最近ビブリオバトルっぽい作品を読んだところなので、なぜかものごとって重なるもんやなあと思ってます。
    【歌声は響かない】高校の同級生/文化祭での合唱の練習に参加しなかった生徒をかばった美星。
    【ハネムーンの悲劇】新婚旅行に出かける当日事故に遭い夫は亡くなったが目覚めた姉は新婚旅行の帰りに事故に遭ったと言い証拠となるお土産も鞄から見つかった。
    【フレンチプレスといくつかの嘘】ショートショート/別れ話に介入した珈琲店店員。
    【ママとかくれんぼ】英美里の昔別れた母との記憶に長時間移動した後に着いた公園でうとうとしていたものがある/母は鬼は父親のかくれんぼだと言った。
    【拒絶しないで】柔道サークルの学生が美星に告白する直前、常連の男は紙ナプキンにある一言を書いた。
    【ブルボンポワントゥの奇跡】ハネムーンの話に似た名前の人物が出てくる。そのやり直しのようなストーリー。過去編やったらイヤかもしれへんけど。・・・あとがきで答えがありました。

    ▼タレーランに関する簡単なメモ(いくらか累積)

    【アオヤマ★】理想のコーヒーをタレーランに見た青年。後に美星と互いに憎からず思うようになる? ブルマンにちなむ? ただし本名はいまだ不明。
    【浅井一太/あさい・いちた】河野鈴海の恋人。三十三歳前後。なぜか結婚に踏み切れない。最近ストーカーにつきまとわれているような気もする。
    【板垣愛美/いたがき・まなみ】徳山実希が関わったビブリオバトルの岩手県代表。チャンピオンになった。
    【江角蘭/えすみ・らん】影井城の妹で兄の死後も影井城の家で暮らしている。足が少し不自由で息子の大(だい)の世話を受けているが、動けないというほどではない。
    【榎本純/えのもと・じゅん】徳山実希が関わったビブリオバトル京都府代表。『数のふしぎ』という本をプレゼンした。
    【鴛鴦茶】コーヒーと紅茶を混ぜ、無糖練乳(エバミルク)と砂糖を加えたもの。香港で飲まれているらしい。眞子がそれを出すイーグルコーヒーという店を教えてくれた。
    【大津一/おおつ・はじめ】柔道サークルに参加している大学三年生。美星に告白した。
    【奥さん】→藻川千恵
    【廻旋橋】天橋立にある水平に回転し船が通れるようにする橋。むかし回転するときわざわざこの上に残って陸と切り離されたことあり。なんとなく楽しかった。
    【影井城/かげい・しゃとー】生涯のほとんどを浜松で過ごした画家。美星いわく青木繁を彷彿とさせる画風。藻川千恵となんらかの関わりがあったらしい。本名は「かげい・じょう」らしい。
    【加納七恵/かのう・ななえ】オカルト月刊誌『トナノ』編集長である三浦真琴が取材した相手。二つ年上の姉、海鈴(みすず)と夫の臼井太一がハワイへの新婚旅行に出かける当日事故に遭い夫を喪ったが目覚めた姉は新婚旅行の帰りに事故に遭ったと言い証拠も見つかった。
    【河野鈴海/かわの・すずみ】浅井一太の恋人。最初の話の登場カップルの名前の文字順違いなのに意味はあるのだろうか? 苗字も近い音。
    【切間美空】切間美星の妹。
    【切間美星★/きりま・みほし】タレーランのバリスタ。主人公。バリスタと名乗りたいのでエスプレッソマシンを導入した。アオヤマの理想のコーヒーを淹れてくれる。見た目は高校生だが初登場時点で23歳。謎解きするときコーヒー豆をひく。キリマンジャロにちなむ?
    【健斗】10歳くらいの小学生。父親がアメリカ人で、見た目は外国人だが中身は純日本人。
    【小須田リカ】アオヤマの母がたの親戚らしい。コスタリカ。
    【コーヒー豆の種類】この本とか諸々の本によるとによると、種類としてはアラビカ、ロブスタ、リベリカの3種類。今はアラビカ種が一般的らしい。銘柄としてはイルガチェフェ(エチオピア)、キューバ、キリマンジャロ(タンザニア)、グァテマラ、ケニア、コスタリカ、コナ(ハワイ)、コロンビア、サントス(ブラジル)、ジャワコーヒー(インドネシア)、トラジャ(インドネシア)、パプアニューギニア、ブラジル、ブルーマウンテン(ジャマイカ)、ベネズエラ、マンデリン(インドネシア)、メキシコ、モカイスマイリ、モカシダモ(エチオピア)、モカハラー(エチオピア)、モカハラーズ(イエメン)、モカマタリ(イエメン)。など、調べたのを並べただけですが。個人的にはモカ系はちょっと苦手で、苦味が強い系が好みかなあ。
    【小島眞子/こじま・まこ】→眞子
    【胡内波和】美星のことをよく知っているみたいなエリートっぽい眼鏡の青年。コナコーヒーにちなむ?
    【財前美加子/ざいぜん・みかこ】河野鈴海から浅井一太が紹介されたカウンセラー。
    【佐野】京都国際医療福祉学院の男性講師。伊達涼子の担任。
    【島善郎/しま・よしろう】京都国際医療福祉学院の講師。ふっくらとして人がよさそう。
    【清水/しみず】大津が美星に告白したときその場に居合わせた。
    【下條敏夫/しもじょう・としお】結城英美里の母、優里(ゆうり)の、今の夫。
    【シャルル★】タレーランにいる猫。
    【晶ちゃん】→水山晶子
    【瀬古秀平】京都国際医療福祉学院の講師。伊達涼子の実技の練習に付き合わさせられることになった。
    【反町葵/そりまち・あおい】浅井一太が十年前に交際した女性。
    【高野鷹】イーグルコーヒー店主。世界のコーヒーを出す。世界中のコーヒーを味わうために一緒に旅をした女性に急に婚約解消を切り出され了承した過去を持つ。
    【伊達章三】伊達涼子の関係者。デイト薬品の伊達章三といえば財界で名を知らぬ者はないというくらいの人物。離婚している。
    【伊達涼子/りょうこ】理学療法士をめざしている。
    【タレーラン★】舞台となる珈琲店の名前だが元々はフランスの政治家の名前らしい。《良いコーヒーとは、悪魔のように黒く、地獄のように熱く、天使のように純粋で、そして恋のように甘い。》という名言を残したらしい。
    【デカケッター】SNSの一種のようだ。まあ、だいたいTwitter相当かと。
    【土居塔子】とある女子高生。名前まではわからなくてもこの娘がある巻の最初に出てくる少女でありある人物に化けているというのは謎でもなんでもなくすぐわかることでしょう。問題はどこで明らかにするかってとこ。いや、それもさほど重要ではないか。
    【徳山実希/とくやま・みき】読裏新聞記者。現在は東京本社活字推進委員会勤務。高校生のビブリオバトルの大会に関わる。
    【戸部奈美子】虎谷真実の友人。
    【虎谷真実】アオヤマが2年ほど付き合った元カノ。通称マミー。柔道愛好会に入ってる。極端な性格でこの作品のギャグ担当? 続編あるなら今後の登場も期待。トラジャコーヒーにちなむ?
    【根津焙煎所】主は根津選一。タレーランのコーヒーを焙煎しているロースター。タレーランを開く前から千恵さんと付き合いがあるらしい。
    【ブルボンポワントゥ】《インド洋に浮かぶフランス海外県の世界遺産、レユニオン島で採れるコーヒー豆の名前です。》第七巻p.272。かつて人気を誇ったが衰退し日本のUCCが甦らせた。
    【フレンチプレス】個人的に雑味のあるコーヒーが好みなんでフレンチプレスが向いてるんちゃうかなあと思ってますがまだ試してません。コーヒー店では意外に高いんで。良さそうやったら器具買おう思うてんですけど。
    【眞子】とある少年が昔の河原で知り合った年上の女性。彼女をきっかけに理想のコーヒーを探しはじめることになった。旧姓は小島、今の姓は神崎。自分の思い描く物語で自分や他者をコントロールしようとするところがある。
    【枡野和将/まきの・かずまさ】徳山実希の恋人。区役所勤務。
    【三浦真琴/みうら・まこと】オカルト月刊誌『トナノ』編集長。
    【満田凜】美大生。切間美空の軽音楽サークルの後輩。最近スランプぎみ。マンデリンにちなむ?
    【水山晶子/みずやま・しょうこ】美星の友人。大学生。クリスタルマウンテンにちなむ?
    【ミスリード】この話はミスリードをさそうような書き方を頻繁に使うので常に注意が必要。いや、騙された方が楽しいので注意する必要もないか。
    【皆川紀香】イーグルコーヒーのバイト従業員。
    【峰岸/みねぎし】美星の高校時代の知人。自然に生きているだけで他者と軋轢を生じさせやすいタイプ。
    【ミナト】ダーツプレイヤー。
    【村治透】美大生。油絵学科。満田凜の元恋人。
    【藻川小原/もかわ・おはら】又次老人の孫。息子の娘。今度高校二年生になる。名前の由来はスカーレット・オハラらしい。浜松在住。
    【藻川千恵★】藻川又次の亡くなった妻。タレーランを実質的に切り盛りしていた人。美星の恩人とも言える。
    【藻川又次★】タレーランのオーナー兼調理担当。アップルパイは絶品。ナポリタンもおすすめ。しゃべらなければ渋い。老人だがナンパが生きがい。モカマタリにちなむ?
    【康士】伊達涼子のとこに飯を食いに来る青年。兄弟とか血縁関係? あるいは幼馴染み? とはっきりしないところでネタが割れたり。サッカーをしていたがケガをしリハビリを受け理学療法士になりたいと考えた。
    【結城英美里/ゆうき・えみり】ガールズバーで働いている。下條に呼び出され京都まで来てみると子供の頃別れた母が病気で余命いくばくもなく娘に会いたがっていると言う。
    【りりちゃん】コーヒー好きのビスクドール。
    【ロックオン・カフェ】アオヤマがよくいる喫茶店。同志社大学の近くと思われるがモデルがあるのかどうかは不明。ロックオンやから鹿苑寺(金閣寺)近くで立命館大学かと最初は思ったのだけど。まあ、同大も遠くはなさそうやしどっちかやろうけど、京都在住ではないのでその辺の感覚はよくはわからない。
    続きを読む

    投稿日:2023.09.29

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